「PCI Express 3.0はすでに普通」――レアさが急激に溶けていく自作市場古田雄介のアキバPickUp!(4/4 ページ)

» 2011年09月20日 10時31分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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GTX 580×2搭載の超ハイエンドカード「MARS II」など

 ラストは、まもなくの登場がウワサされている注目アイテムを紹介したい。フェイス秋葉原本店は、ASUSTeKのハイエンドグラフィックスカード「MARS II/2DIS/3GD5」を近日入荷するというPOPを張り出していた。NVIDIAの最上位シングルGPUとなるGeForce GTX 580を2基搭載する特殊設計のカードで、GDDR5メモリを3Gバイト搭載する。予価は15万4970円。ごく少数の入荷を予定しているとのことだ。「世界で1000本だけ生産するということで、日本国内にも数えるほどしか入ってこないでしょう。1枚のグラフィックスカードとしては、2GPU構成のGeForce GTX 590よりもハイスペックになるので、コアな人気は厚めそうですね」と話していた。

 なお、ASUSTeKはたびたび独自設計のハイエンドグラフィックスカードを製造している。2009年8月にGeForce GTX 285を2基載せた「MARS」を14万円弱の価格で投入したほか、2010年8月にはRadeon HD 5870を2基搭載した「ARES/2DIS/4GD5」を15万円弱でリリースしている。同店は「GeForceでもRadeonでも、デュアルコアタイプのGPUは、シングルコアの最上位より若干性能が低いんですよ。そこでASUSTeKはシングル最強をデュアル化するカードを、毎年作っている感じですね」と解説していた。

MARS II/2DIS/3GD5の告知POP(写真=左)。2010年8月に出回った「ARES/2DIS/4GD5」(写真=右)

 そのほか、Sandy Bridgeマザーを搭載できる、完全ファンレス仕様のmini-ITXケース「NT-TX2000」も、近いうちに登場する見込みだ。横置きスタイルのケースで、左右側面に放熱用のフィンを走らせているのが特徴。CPUの熱も側面に伝えるように独自のファンレスクーラーを用意しており、TDP 65ワット以下のCPUに対応するという。予価は3万2800円だ。

 PC DIY SHOP FreeTは「マザーボードの組み込みといいますか、専用のCPUクーラーを固定するのがけっこう骨ですね。面白いコンセプトのケースなので注目されていますが、そこで挫折する人が出てくるかもしれません。なので、組み込み済みのモデルも売り出したいと考えています」と話していた。

ASKTech「NT-TX2000」

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