iCloud対応の「OS X Lion 10.7.2」提供開始Safari 5.1.1も

» 2011年10月13日 10時15分 公開
[ITmedia]
OS X Lion 10.7.2をインストールすると、最初にiCloudの設定ウィンドウが表示される

 米Appleは10月12日(現地時間)、Mac OS Xの最新アップデート「OS X Lion 10.7.2」を公開した。クラウドサービス「iCloud」のサポートや、Webブラウザ「Safari」の最新版(5.1.1)を含んでいる。

 OS X Lion 10.7.2が対応するiCloudの機能としては、メール、カレンダー、連絡先、Safariのブックマークおよびリーディングリストをクラウドに保存し、ほかのiCloud対応機器にプッシュ送信できるほか、ほかのコンピュータからインターネット経由でMacにリモートアクセスできる「どこでもMy Mac」、所在が分からなくなったMacの現在地を地図で確認したり、遠隔操作でのロックやデータ消去が行える「Macを探す」を利用できる。

 Safari 5.1.1は、JavaScriptのパフォーマンスが最大13%高速化。表示メニューに「ダウンロードを表示」が追加された。ハングアップや過度のメモリ使用を引き起こす問題、フルスクリーン表示の問題、履歴の項目が正しく表示されない問題などの修正も行われている。また、Silverlightプラグインを使ったサイトの安定性、検索中やタブのドラッグ、管理機能の安定性、ピンチによるズーム動作、PDF処理、ページに埋め込まれたFlashビデオ、ブラウザからの印刷などの処理が向上した。

 Mission Controlでは、デスクトップスペースやフルスクリーンアプリケーションを並べ替えたり、デスクトップスペースとフルスクリーンアプリケーションとの間でファイルをドラッグできるようになっている。復元機能では、ローカルで接続中のTime Machineバックアップドライブから、Lion復元での起動が可能になった。

 フルスクリーンアプリケーションでメニューバーが表示されない問題や、Keynoteが一時的に応答しなくなる問題、スリープ解除後にネットワークへのアクセスに時間がかかる問題、画面を拡大表示できなくなる問題の修正、アドレスブックにおけるGoogle連絡先同期機能の互換性向上、LaunchpadにおけるVoiceOverの互換性向上、Active Directoryとの統合向上も行われている。

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