Airより安くて高性能な“Ultrabook”をアピール――ASUS「ZENBOOK」発表会13.3型は1600×900ドット、11.6型は8万円台から(2/2 ページ)

» 2011年10月27日 02時39分 公開
[ITmedia]
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薄型ボディに高性能と高音質サウンドシステムを内蔵

 ZENBOOKは、薄型軽量モバイルノートPCではハードウェアスペックが高いのも特徴の1つだ。11.6型/13.3型の両モデルで、CPUに超低電圧版のCore i7-2677M(1.8GHz/最大2.9GHz)を採用し、ストレージにはSATA III(6Gbps)接続のSSDが搭載されている。「ZENBOOKは(性能面でも)通常のノートPC以上のものを達成できる」と自信を持って語るシー氏は、“トップセラーの競合製品”と比較したスライドを示して、SSDの転送速度で2倍近くの性能を発揮できるとアピール。さらに13.3型モデルでは、“トップセラーの競合製品”が1440×900ドットの解像度であるのに対し、より広い1600×900ドットである点を付け加えた。

スライドでX社の“トップセラー製品”(MacBook Airと推測できる)と比較した際の優位性を示すシー氏。SSDはより高速、液晶ディスプレイは解像度が高く、画面も明るい。なお、USB 3.0の速度はThunderboltではなくUSB 2.0と比較していた

別の競合製品(Acerの「Aspire S3」と推測できる)も比較に挙がった。3DMark06で32%スコアが高く、ボディの薄さでも圧倒的に勝っている点を強調した。13.3型モデルはバッテリー駆動時間も長い

 また、薄型モバイルPCながら音質にこだわっている点もユニークだ。シー氏は「ZENBOOKはただ仕事をするためだけのマシンではない」と実際に音を鳴らし、Bang&Olufsen ICEpowerと共同開発したサウンドシステムを紹介。「最高のサウンドをこんなにスリムな製品で楽しむことができる」と自信を見せた。

同社フラッグシップの「NX」シリーズでおなじみ、Bang&Olufsen ICEpowerの認定を受けた「ASUS SonicMaster」技術を搭載。豊かな低音を再生するマグネットスピーカーや振動を減らすアルミ製リングが採用されている。なお、11.6型モデルは出力1.5ワット+1.5ワット、13.3型モデルは出力2ワット+2ワットのスピーカーを搭載する。写真は11.6型モデルで、13.3型モデルはスリットがない(写真=左)。11.6型/13.3型の底面比較。吸排気は液晶ヒンジ部のスリットで行うが、13.3型は底面にもスリットがある(写真=中央)。8万4800円という低価格ながら、ディスプレイ変換アダプタなどを付属する充実したパッケージも目を引く(写真=右)

 最後にシー氏は「すばらしい美、スマートフォンのような卓越したレスポンス、ケタ外れの性能とグリーン(低消費電力)、信じられないほどのサウンド、そして驚くべき価格」とZENBOOKの特徴を改めて繰り返し、ZENBOOKのキャッチコピーである「直観を、信じるか?」という言葉を日本語で語りかけて発表会を締めくくった。

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