ソニーは10月28日、Androidタブレット「Sony Tablet S」の3G+Wi-Fiモデルおよび「Sony Tablet P」を発売したことに伴い、対応サービスのアップデートを実施した。
電子書籍サービス「Reader Store」をSony Tablet対応としてリニューアルしたほか、地図情報アプリ「PetaMap ガイド&ナビ」、Skypeアプリ「ビデオチャット for Sony Tablet - plugged into Skype」の提供を開始した。
電子書籍サービスの「Reader Store」は、Sony Tablet S/Pの両製品に対応。Androidマーケットからバージョン2の最新版「Reader」アプリをダウンロードすることで、XMDF、.book、ePUB3のフォーマットを新たにサポート(従来版はPDF、ePUB2のみ対応)し、Reader Storeで購入したコンテンツが閲覧可能になる。
これまでのReader Storeは同社の電子書籍リーダー「Sony Reader」向けの電子書籍ストアで、モノクロの文芸書やコミックなどを約3万冊取り扱っていたが、今回のアップデートによって、Sony Tabletで購読できる雑誌や絵本などのカラーコンテンツが加わり、2011年10月中に200冊程度をそろえる見込み。こうしたカラーコンテンツはePUB3形式で販売され、ePUB3のコミックも取り扱う予定だ。ソニーは事業者として初めてePUB3コンテンツの販売を開始したこととなる。
コンテンツの増加に伴い、Reader Storeでは独自開発の推薦技術「VoyAgent」を導入。ユーザーが購入したタイトル、著者、ジャンルなどの情報を基に、購買傾向が似た別のユーザーの購買行動を解析し、おすすめのコンテンツを表示するようになった。
「PetaMap ガイド&ナビ」は、Androidマーケットで配布するSony Tablet P専用の地図情報アプリ。地図情報サービスの「PetaMap」と連動し、日本全国約100万件のスポット情報から、グルメやレジャー、ガソリンスタンドなどのスポットを探し出せる。
ぐるなび、グルメぴあ、ホットペッパー グルメ、るるぶトラベル、一休.com、オズモール、gogo.gs、GDO、旅の発見、日本観光振興協会といったPetaMap連携パートナーのスポット情報に加えて、さまざまなユーザーが登録したクチコミ情報も表示可能だ。
Sony Tablet Pの2画面に最適化した手帳風のメニュー画面を採用し、縦位置で左画面に地図、右画面にスポット情報を表示する。現在地周辺や場所を指定してのスポット検索、経路検索、オフィシャルマップを利用した周辺スポット表示、スポットリストの写真表示、お気に入りスポットの登録、PetaMapにないスポットの登録、外出の行程表作成などの機能を持つ。
「ビデオチャット for Sony Tablet - plugged into Skype」は、Skypeと連動するビデオ、音声、テキストチャット用アプリ。Sony Tablet P専用のアプリで、2画面表示に最適化したメニューを採用する。
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