クリエイティブ、「Sound Core3D」を搭載したPCI Express対応サウンドカードゲーム、ボイチャ、実況に

» 2011年11月30日 16時22分 公開
[ITmedia]
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PCIe Sound Blaster Recon3D

 クリエイティブメディアは11月30日、PCI Express接続に対応したサウンドカード「PCIe Sound Blaster Recon3D」シリーズを発表、12月中旬より順次発売する。カード単体の「PCIe Sound Blaster Recon3D」は1万2800円。

 PCIe Sound Blaster Recon3Dは、4つの独立したプロセッサーコアを持つDSP「Sound Core3D」を採用した新シリーズ。Sound Core 3Dに統合されたオーディオ技術「THX TruStudio Pro」によって、ステレオスピーカーやヘッドフォンで臨場感のあるサラウンドを楽しめるほか、ハードウェア演算処理されるボイスコミュニケーション支援技術「CrystalVoice」や、ゲーム内での「足音」などをハイライトすることで索敵能力を高める「スカウトモード」などが利用できる。

 CrystalVoiceでは、マイクに入るバックグラウンドノイズの低減や、ボイス音量のノーマライズ、ハウリングの防止、入力音声をロボットやエルフといった仮想ボイスに変換する機能が用意されている。また、上位モデルに付属する専用アレイマイク「Sound Blaster Beamforming マイクロフォン」(クリエイティブメディアストア価格は3980円/2012年1月発売予定)使用時は、マイク正面のボイスキャプチャ範囲を細かく調整できる。

IOパネル。ライン出力とは別にヘッドフォン出力を持つ(写真=左)。ゲームで足音などの環境音を聞こえやすくする「スカウトモード」。ショートカットキーでオン/オフを切り替えられるため、FPSで待ち伏せするときだけオンにする、といった使い方ができる(写真=中央)。マイク入力に効果をかけるCrystalVoice FXもユニークな機能だ。ロボットなどの定番ボイスのほか、ドワーフやエルフといったエフェクトもある

Fatal1tyモデルは通電時に赤く光る

 メインカードには、アナログ5.1チャンネルのライン出力(24ビット/96kHz/ステレオ、24ビット48kHz/5.1チャンネル)および、デジタル入出力(16ビット/24ビット・44.1/48/96kHz)を装備するほか、最高600Ωインピーダンスのヘッドフォンに対応する独立したヘッドフォン出力を搭載。ヘッドフォン出力とライン出力の切り替えはソフトウェア上から行えるため、従来のようにケーブルを差し替える必要がないのもメリットだ。最大24ビット/192kHzの高音質ステレオ出力が可能だ。対応OSは64ビット/32ビット版Windows 7となっている。

 なお、最上位の“Fatal1ty”シグネチャーモデル「Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion」(2012年1月発売予定)は、5/3.5インチベイに格納できる専用I/Oドライブと専用アレイマイクが付属。また、ミッドレンジモデルの「PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio」は、スペシャルボーナスケーブル(光デジタルケーブル、アナログ3.5ミリ−RCAケーブル)と専用アレイマイクが付属し、プレミアムソフト「Creative Media Toolbox」(2012年1月発売予定)をバンドルする。

 このほか、専用アレイマイクを付属する“Fatal1ty”モデル「PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Professional」がクリエイティブストア限定で2011年12月中旬に発売される。価格は1万6800円。

「Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion」(写真=左)。「PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio」(写真=中央)。上位モデルに付属する専用アレイマイク「Sound Blaster Beamforming マイクロフォン」。単体では3980円で販売される(写真=右)

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