「デュアルチャンネルセット的な」――GeForce GTX 560 Tiの2枚組モデルが話題に古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2011年12月05日 08時07分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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「GTX 580の上を行く速さが出るかも」――ELSAから実験的な“SLI TWIN PACK”が登場!

ギガバイト「GV-N56GOC-1GI/BTM」

 先週はグラフィックスカードの新製品が多かった。特に目立っていたのは、11月に発売された人気ゲームのロゴやイラストをパッケージにプリントした限定モデルだ。クレバリー1号店は「パッケージと本体のクーラー上だけ特別仕様にするモデルも多いですが、最近はバットマンやバトルフィールド3の英語版タイトルを無料でダウンロードできるコードを付属したモデルをよく見かけます。通常のグラフィックスカードと値段差があまりないので、日本語版にこだわらないなら、かなりお得だと思いますよ」と語る。

 アクションゲーム「バットマン Arkham City」英語版のダウンロードコードを付属しているのは、ギガバイトのGeForce GTX 560搭載のオーバークロックモデル「GV-N56GOC-1GI/BTM」で、価格は1万7000円弱だった。FPS「バトルフィールド3」英語版が無料ダウンロードできるモデルは多く、XFXのRadeon HD 6970搭載カード「HD-697A-CNFC/BF3」(3万2000円弱)から、玄人志向のRadeon HD 6850搭載カード「RH6850-E1GHD/BF3」(1万4000円弱)まで、幅広いグレードから選べる状況だ。

玄人志向「RH6850-E1GHD/BF3」

 そうした明確な特典が注目を集める一方で、ELSAから登場したGeForce GTX 560 Tiカード2枚組パック「GLADIAC GTX 560 Ti mini SLI TWIN PACK」も話題を呼んでいた。バトルフィールド3の無料ダウンロードコードは付属しないが、2枚のカードでSLIを構築することにより、マルチGPUに対応したゲームで高いパフォーマンスを発揮するという。価格は4万6000円。セットのグラフィックスカードは、10月初旬に登場した全長約17センチの「GLADIAC GTX 560 Ti mini 1GB」そのもので、ピーク時の消費電力がNVIDIA標準の170ワットから175ワットに上がっている以外はリファレンス通りの性能を備えている。

 ショップの評判は上々で、「最近はSLIも相性問題が起きにくくなっていますが、メーカーが推奨セットを用意してくれるのはありがたいですね。バトルフィールド3をプレイしなくても、3画面表示したり、3D対応液晶を使って3D VISIONサラウンドを構築したりと、かなりハイエンドな環境が楽しめます。ハイエンド向けと考えればお値段も低めで、バランスが取れています」(ツートップ秋葉原本店)と新たな売り出し方を評価する声が多かった。

 クレバリー1号店も「デュアルチャンネルやトリプルチャンネル、クアッドチャンネル用のセットで売られているメモリのように、気軽に複数枚挿しできるモデルが増えるのは面白いです。CrissFireXに比べてSLI対応のマザーが限られているという部分もありますが、マルチGPU構成がハイエンドゲーマー以外にも広がるきっかけになれば最高ですね」とプッシュする。

ELSA「GLADIAC GTX 560 Ti mini SLI TWIN PACK」(写真=左)。ELSAの公式サイトに張られていた接続例。SLIコネクタは対応マザーなどの付属品を使うことになる(写真=中央)。10月初旬から出回っている「GLADIAC GTX 560 Ti mini 1GB」。価格は2万4000円弱(写真=右)

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