もう1の目玉の「RAMPAGE IV EXTREME」は、対照的に“予想通り”の人気を博していた。
RAMPAGE IV EXTREMEはゲーマーやオーバークロッカー向けの「R.O.G.」シリーズに属するATXマザーだ。OC耐性を高める最新のデジタル電源回路を採用し、8本のDDR3メモリスロット備えるほか、5基のPCI Express x16スロットを使って4-wayのCrossFireXとSLIが構築できる。また、ディスプレイに直接CPU温度や電圧などの情報を送るDVIアダプタ「OC Key」を、シリーズで初めて付属しているのも特徴だ。
ラインアップは通常版と、バトルフィールド3のダウンロードクーポン付属版(以下、BF3版)の2種類となる。通常版の価格は4万5000円弱から4万7000円の間で、BF3版は各店でプラス約1000円の値が付けられていた。在庫はやや品薄となっている。
いくつかのショップでは、発売当日に開店と同時に購入したコアなファンがいたという。フェイス秋葉原本店は「ゲーマーからオーバークロッカー、細かく設定をいじるチューニング好きな方まで、あらゆるハイスペック志向の自作ユーザーを満足させる仕様ですからね。特にSandy Bridge-Eはオーバークロックの幅が広いと評判なので、CPU販売解禁時からこのマザーを待っていたという人は多いですよ。いじれる範囲が広いだけでなく、メモリ回りの耐久力も随一で、『ランパゲだからこの設定で常用できる』と熱心に語ってくれる方もいます」と話していた。
デビューから品薄傾向が続いていたSandy Bridge-Eの状況が、ある程度回復したのも追い風になっているらしい。PC DIY SHOP FreeTは「まだ潤沢とはいえませんが、ウチもCore i7-3930Kが在庫できる程度にはなりました。8万円超の3960Xは二の足を踏む人でも、5万円以下の3930Kなら買ってくれるかなと期待しています」と、かき入れ時に突入して意気込んでいた。
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