パナソニック、20V型の4Kパネルを参考出品2012 International CES

» 2012年01月10日 17時30分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは1月10日、「2012 International CES」で「世界最小・最薄」の4K2K液晶パネルを参考展示すると発表した。20.4型のIPS α液晶パネルで、解像度は3840×2160ピクセル。1インチあたり216画素(216ppi)と、4Kディスプレイでは世界最高の精細度を誇る。「肉眼では画素の識別が困難となるような緻密度」(パナソニック)。

 IPS方式はシンプルな画素構造が特長だが、そのまま高解像度化すると画素内の配線比率が高まり、電界影響で液晶配向が乱れるなどの課題があったという。同社では、電界影響を大幅に低減するとともに、IPSαパネルの透過率を従来比約2倍に高める「超高開口率画素構造」を開発。バックライトの光を効率的に活用することで、輝度450カンデラを維持しながら4Kパネルとしては世界最薄の厚さ3.5ミリを実現した。消費電力も同サイズのフルHDパネルと同等という。

 またTFT基板に平行な面で回転する液晶分子の配向性能を高める「新液晶配向プロセス技術」を導入。もともと視野角の広いIPS αパネルだが、さらに斜め方向の視野角特性を大幅に向上させたとしている。「IPSαパネルならではの色再現性の高い映像が、より広い角度から楽しめる」(同社)。

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