「せっかくだからオレは国産を選ぶぜ」――旧世代の「BDR-206MBK」を探す人たち週末アキバ特価リポート(1/2 ページ)

» 2012年01月28日 11時59分 公開
[古田雄介(ぜせ),ITmedia]

「過去の苦い経験が忘れられないという人もいますしね」

パイオニア「BDR-206MBK」

 1月中旬に、パイオニアの新しいBDXLドライブ「BDR-207MBK」が1万3000円弱で登場し、今週は独自の省電力機能などを備えた上位のリテールパッケージモデル「BDR-207JBK」も1万6000円弱で出回るようになった。

 BDXL対応で独自技術も多いドライブながらリーズナブルで、どちらも複数のショップで好調に売れているという。その一方で、同社で初めてBDXLに対応した1世代前のドライブ「BDR-206MBK」の人気も過熱中だ。2万円弱と比較的高価なドライブだが、型番指定で購入するユーザーが多いらしい。

 ツートップ秋葉原本店は「BDR-206MBKは日本の工場で製造していたというのが大きいんだと思います」と語る。BDR-207MBKは中国生産で、BDR-207JBKも「中身をチェックしたらMade in Chinaでした」(某ショップ)といった声があり、製造地の違いから旧モデルを探し求める動きが出ているようだ。

 「まあ、最近の品質管理ならどこで生産しても一定のクオリティになると思いますけど……」と前置きしつつ、ある店員氏は「昔の海外製ドライブはエラー連発というものがザラでしたから。メディアの単価が高いBDXLを扱うドライブだからこそ、最良を求める人が多いんじゃないでしょうか」と話していた。

 BDR-206MBKは、週末時点で複数のショップが在庫していたが、知る人ぞ知る事情があっという間にレア化する可能性も高そうだ。

1月中旬に登場した新モデルの「BDR-207MBK」(写真=左)。今週登場したリテールパッケージの上位ドライブ「BDR-207JBK」(写真=中央)。十和田パイオニア(青森県十和田市)での製造を示すPOPがついたモデルもみられる(写真=右)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー