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東芝は2月8日、dynabookシリーズの2012年春モデル第2弾を発表。2012年1月に発表した春モデル第1弾に続き、2012年2月下旬より順次発売する。
第2弾のラインアップは、23型サイズの液晶一体型モデル「dynabook REGZA PC D731」、グラスレス3D対応の15.6型ノートPC「dynabook Qosmio T851」、15.6型サイズのスタンダードノートPC「dynabook T451」、スリム+軽量なUltrabook「dynabook R631」、低廉価格のNetbook「dynabook N301」の5シリーズ23モデル。第1弾と合わせ、全9シリーズ37モデルで展開する。
液晶一体型PCの上位シリーズ「dynabook REGZA PC D731」は、23型ワイドの大型画面と3波対応ダブルチューナ−、オンキヨー製スピーカー、さらに最上位モデルにはWindowsの起動なしにすぐテレビが見られる「今スグTV」機能と重低音再生のための「サブウーファー」を搭載する。高いPC性能+映像とサウンド系機能の拡充と、東芝製テレビ“REGZA”シリーズに通じるデザインを特徴とする。
今回の春モデルは、最上位モデルとともに中位の「D731/T7E」もクアッドコアのCore i7-2670QM+8Gバイトメモリ、BDXL対応Blu-ray Discドライブを標準搭載とし、特に標準モデルで基本性能が高められた。ワイヤレスでHDMI搭載テレビ・ディスプレイへ表示できる「Intel WiDi」も全モデルで対応した。
最上位の「D731/T9E」は、従来通りAdobe Photoshop Elements 9&Adobe Photoshop Premire 9もプリインストールする。
テレビチューナーを内蔵するAVノートPCの最上位モデル「dynabook Qosmio T851」は、フルHD(1920×1080ドット)表示+グラスレス3D対応の液晶ディスプレイ、3波ダブルチューナー、harman/kardonブランドのスピーカー搭載といった上級志向のAV機能に加え、春モデル第1弾の「dynabook Qosmio T751」と共通する、メタリック調の新感覚カラー「シャイニーオーシャン」をボディカラーに採用した。
シャイニーオーシャンカラーは、ナノ積層技術を応用したフィルム“PICASUS”(東レ開発)の採用により実現。金属を用いずに金属調のキラキラ感を演出する。
PCとしての仕様はCore i7-2640QM、8Gバイトメモリ、1TバイトHDD、フルHD+グラスレス3D対応15.6型ワイドの液晶ディスプレイ、GeForce GT 540M、BDXL対応Blu-ray Discドライブ、3波対応ダブルチューナー、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 3.0など。OSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)をプリインストールする。
主力のA4オールインワンノートPCとなる「dynabook T451」は、キーボードを“タイルキーボード”に、付属マウスを“ワイヤレスレーザータイプ”に変更し、主に使いやすさ向上のための刷新が行われた。
ラインアップはクアッドコアCore i7搭載の最上位モデル「T451/58E」、Core i5搭載の標準モデル「T451/46E」、Celeron B815搭載の低価格モデル「T451/34E」の3つ。それぞれプレシャスブラック、リュクスホワイト、モデナレッドの3カラーより選択できる。
また、最上位以外のモデルにも有効130万画素のWebカメラを標準搭載し、ネットコミュニケーションソフト「Skype」をプリインストールする。動画ガイド「動画で学ぶSkype」や声で起動する「てぶらナビ/シャトル」など、初心者も手軽にSkype+Webカメラを利用できるようにするアプリケーションも用意する。
13.3型サイズのUltrabook「dynabook R631」は重量1.12キロ/最薄部8.3ミリの薄型軽量ボディ、9時間動作の長時間バッテリー、超低電圧版Core i5搭載といった基本仕様はそのままに、一部プリインストールソフトウェアが刷新された。想定実売価格も前モデルの15万円前後(登場時)から14万円前後に改められている。
主な仕様は超低電圧版のCore i5-2467M(1.6GHz/最大2.3GHz)、4Gバイトメモリ(交換不可)、128GバイトのSSD、1366×768ドット表示の13.3型ワイド液晶ディスプレイ、1000BASE-T準拠の有線LAN、WiMAX+802.11b/g/n無線LANのコンボモジュールなど。USB 3.0×1、USB 2.0×2、アナログRGB出力、HDMI出力などのインタフェースも実装する。
ソフトウェアは、高速Windows起動「東芝高速スタート」、自動省電力設定「東芝ピークシフトコントロール」、Webカメラを活用してPCを簡易的に操作できる「ハンドジェスチャリモコン」「てぶらナビ」、顔認証でWindowsログオン/ロック解除などが行える顔照合機能「TOSHIBA Face Recognition」などが備わる。
10.1型サイズの「dynabook N301」は、1024×600ドットの10.1型ワイド液晶ディスプレイ+Atomプラットフォーム+Windows 7 Starterを採用するNetbookカテゴリの継続モデルだ。ラインアップは「N301/02E」の1モデルで、実売5万円前後と予想される。
春モデルの主な変更点は、CPUをデュアルコアでIntel Hyper-Threading Technology対応のAtom N2800(1.86GHz)に刷新、搭載HDDを320Gバイトに増加、ワイヤレスディスプレイ接続規格「Intel WiDi」対応など。OSは32ビット版Windows 7 Starter、オフィススイートは2年ライセンス版Office Personal 2010をプリインストールする。
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