日本ヒューレット・パッカード(HP)は2月22日、14型ワイド液晶搭載のUltrabook「HP ENVY14 SPECTRE(スペクトル)」を発表した。
ラインアップは量販店向けモデル「HP ENVY14-3003TU」と同社HP Directplusの直販モデル「HP ENVY14-3004TU」を用意し、2012年3月中旬に発売する。価格はオープン、実売価格は前者が13万5000円前後、後者が16万円前後の見込みだ。
HPの最上位ブランド「HP ENVY」では初となるUltrabook。インテルと共同で創出したとするUltrabookの上位カテゴリ「プレミアムUltrabook」に属する製品だ。マグネシウム合金と樹脂のボディをベースとして、液晶ディスプレイ、天面、パームレスト、タッチパッドに高硬度・高剛性のガラスを採用することで、傷に強く、高級感を重視したデザインに仕上げた。
「ラディエンス・ディスプレイ」とHPが呼ぶディスプレイは、1600×900ドットの14型ワイド液晶を採用。画面とフレーム部が1枚のガラスで覆われている。Beats Audioブランドのステレオスピーカーを内蔵し、側面に「アナログ・ボリュームコントローラー」も装備することで、オーディオ面にも配慮した。
「ラディエンス・キーボード」とHPが呼ぶキーボードは、キーの1つ1つに白色LEDライトを搭載し、3段階の明るさ調整ができるほか、ユーザーの動きに合わせてバックライトをオン/オフする近接センサーを搭載する。キーボードは英字配列となっており、キーピッチは約19ミリ、キーストロークは約1.8ミリを確保した。
量販店モデルのHP ENVY14-3003TUはCore i5-2467M(1.6GHz/最大2.3GHz)と128GバイトSSD、直販モデルのHP ENVY14-3004TUはCore i7-2677M(1.8GHz/最大2.9GHz)と256GバイトSSDを採用する。
CPUとSSD以外のスペックは共通だ。Intel HM65 Expressチップセット、CPU内蔵のIntel HD Graphics 3000、4Gバイトメモリ(PC3-10600)を搭載する。通信機能は1000BASE-Tの有線LAN、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN、Bluetooth 3.0を標準装備。インタフェース類は、HDMI出力、Mini DisplayPort出力、USB 3.0、USB 2.0、ヘッドフォン出力/マイク入力共用端子、SDXC対応メモリーカード/MMC用スロット、約92万画素のWebカメラを備える。
本体サイズは327(幅)×221(奥行き)×20〜23(高さ)ミリ、重量は約1.83キロだ。4セルリチウムイオンバッテリーを内蔵し、駆動時間は約9時間30分(MobileMark 2007による計測値)としている。
OSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)をプリインストール。付属ソフトは、Adobe Photoshop Elements 10、Adobe Premiere Elements 10、Cyberlink PowerDVD 10、Cyberlink YouCamなどを用意する。本体には専用のスリーブケースやアクセサリケースも添付される。
なお、同社が2012年2月に発売した13.3型Ultrabook「HP Folio 13-1000」は併売となる。
※記事初出時、ボディ材質の表記に一部誤りがありました。おわびして訂正いたします(2012年2月23日18時/PC USER編集部)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.