リンクスとGALAXY、販売代理店提携説明会二ノ宮知子氏にOCを教えるあの人も登場

» 2012年03月23日 15時28分 公開
[長浜和也,ITmedia]

高性能を目指すユーザーに製品を提供するGALAXY Microsystems

 リンクスインターナショナル 代表取締役 川島義之氏は、GALAXY Microsystemsとの販売代理店契約を結ぶまでの経緯を説明した。リンクスインターナショナルは、MSIやAntec、CorsairなどPCパーツベンダーを広く扱っているが、そのなかで、グラフィックスカードのカテゴリーが手薄となっており、そのパートナーとして、グローバル市場で実績のあるGALAXY Microsystemsを選んだと説明した。

 川島氏は、香港にあるGALAXY Microsystemsの本社を訪れ、これまで、リンクスインターナショナルが行ってきた日本市場におけるPCパーツ販売の実績をアピールするとともに、GALAXY Miarosystems製品の日本展開をサポートし、シェア拡大を成功させる手伝いをしていきたいと訴えたという。

 川島氏は、GALAXY Microsystemsについて、ワールドワイドの市場でも人気のあるグラフィックスカードのブランドで、日本市場でもイメージの向上、シェアの拡大を実現して、No.1になるメーカーと確信していると述べた。

 GALAXY Microsystemsの上級副社長のケビン・プーン氏は、日本の自作PCユーザーについて、技術的知識が高く、新しいPCパーツに対して鋭敏な感覚を持っていると述べている。そして、そのようなユーザーに向けて、PCゲーマーやオーバークロッカーを意識した製品でも力を入れていきたいと、日本市場における展開を語った。

 なお、GALAXY Microsystemsをこれまで扱ってきた販売代理店のエムヴィケーとの関係はこれからも継続する。GALAXY Microsystems チャンネルマーケティングマネージャーの東海笑門氏は、製品のカテゴリーと販路がリンクスインターナショナルとエムヴィケーとで異なるため、それぞれの特徴を生かして、ともにパートナーとして協力をお願いしたいと語っている。

リンクスインターナショナル代表取締役の川島義之氏(写真=左)と、GALAXY Microsystems 上級副社長のケビン・プーン氏(写真=右)

「87 CLOCKERS」OC監修の“あの人”が液体窒素を注ぐ!

 GALAXY Maixrosystemsは、従来からオーバークロック耐性や安定動作を重視しており、そのために特化したオリジナル設計の基板(“白基板”シリーズ)を用意するなど、オーバークロッカーやゲーミングユーザーに向けた製品を用意してきた。

 今回の説明会では、オーバークロッカーのduck氏をゲストとして招き、白基板シリーズでGeForce GTX 560 Tiを搭載する「GTX 560 Ti White Edition」で、液体窒素を使ったオーバークロックの実演を行い、GALAXY Microsystemsのオリジナル基板が、オーバークロック動作時や極度な冷却状態において、安定して動作することを紹介した。

オーバークロックの実演では、クーラーユニットを外したGTX 560 Ti White Editionが置いてあった。左が第1世代、右が第2世代の「GF PGTX560TI-SPOC/1GD5 WHITE2」で基板レイアウトが異なっているのが分かる(写真=左)。オーバークロックで使ったシステムには、GALAXY Microsystemsが開発中の「OC Panel」を接続していた。GALAXY Microsystemsのグラフィックスカードの一部に専用のインタフェースを設けて接続するデバイスで、駆動電圧などの各種設定をスイッチ類でできるようにする予定だ(写真=右)

日本のみならず、世界のオーバークロッカーにその名が知られているトップクラスの技術と経験を持つduck氏(写真=左)は、「事前準備ができていないので」といいながらも、GTX 560 Ti White Editionをコアクロック1371MHz、メモリクロック2300MHzで動かしてしまった(写真=右)。ちなみに、duck氏は、ジャンプ改に連載中の「87 CLOCKERS」で技術監修も務めている。87 CLOCKERSは「のだめカンタービレ」で知られる二ノ宮知子氏の連載コミックで、PCによるオーバークロックをテーマとした、PCユーザーにとっては興味深い内容となっている。2011年6月から連載が始まり、4月10日には単行本も発売する予定だ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー