「2012年度は反転攻勢、販売台数を1.4倍に」――OKI、“世界最薄”のA4カラーLEDプリンタを発表洪水でシェア半減、再び10%目指す(1/2 ページ)

» 2012年04月25日 00時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]
photo 同日行われた製品発表会の様子

 OKIデータは4月24日、ビジネス向けLEDプリンタ「COREFIDO」シリーズの新モデルとして、A4カラーLEDプリンタ4機種、A4カラーLED複合機2機種の計6機種を発表した。今回の製品投入で、同社がうたう第2世代COREFIDO「COREFIDO 2」のラインアップは全9機種となった。

 これらの新製品は、世界最薄(自動両面印刷に対応するLEDプリンタにおいて、2012年3月現在同社調べ)をうたうコンパクトなボディが特徴で、2012年5月中旬に出荷を開始する。

 価格は、単機能プリンタの「C531dn」は8万9040円(税込み、以下同)、「C511dn」が7万8540円、「C312dn」6万5940円、「C301dn」5万2290円。複合機は、上位機の「MC562dn」が13万1040円、下位機の「MC362dn」が11万8440円となる。

photo A4カラーLEDプリンタの上位機「C531dn」。他の3機種とデザインはほぼ共通だ

 C531dnの片面印刷速度はカラーが26ページ/分、モノクロが30ページ/分で、自動両面印刷の速度はカラーが14ページ/分、モノクロが16ページ/分。ファーストプリントは約8秒(カラーの場合。モノクロは約7.5秒)、印刷解像度は600×1200dpiに対応する。ランニングコストは1枚あたりカラーが約12.2円、モノクロが約3.0円で、耐久性は約42万ページ。給紙容量は390枚(オプション仕様時で最大970枚)だ。

 メモリの容量は256Mバイトで、インタフェースはUSBポート(USB 2.0対応)とSDメモリーカードスロット(16Gバイトまで)、IPv6対応の100BASE-TX対応有線LANを備える。

 2011年11月に発表したA3カラーLEDプリンタ「C841dn」と同様に、パワーセーブモードへ切り替える「節電ボタン」や、一定時間が経過すると自動で電源をオフにする「オートパワーオフ」機能も備える。

 残りの3機種は、印刷速度やファーストプリント時間、ランニングコスト、耐久性に違いはあるが、ほぼ同様の仕様となる。各機種のスペックは以下の通りだ。

プリンタ各機種のスペック
項目 C531dn/C511dn C312dn C301dn
片面印刷速度(カラー) 26ページ/分 22ページ/分 20ページ/分
片面印刷速度(モノクロ) 30ページ/分 24ページ/分 22ページ/分
自動両面印刷(カラー) 14ページ/分 12ページ/分 11ページ/分
自動両面印刷(モノクロ) 16ページ/分 13ページ/分 11ページ/分
ファーストプリント時間(カラー) 約8秒 約9秒 約9秒
1枚あたりのランニングコスト(カラー) 約12.2円 約13.6円 約17.9円
1枚あたりのランニングコスト(モノクロ) 約3.0円 約3.1円 約3.9円
耐久性 約42万ページ 約30万ぺージ 約30万ページ

 下位の3機種はC531dnと比べると、メモリの容量が少なく(64Mバイト)、SDメモリーカードスロットは非搭載で、PostScript 3エミュレーションやIPv6に対応しない。また、エントリーモデルのC301dnはオプションの給紙トレーを装着できない。

 本体サイズと重量はすべて410(幅)×504(奥行き)×242(高さ)ミリ、約17.4キロとなる。

photo A4カラーLED複合機の上位機「MC562dn」。「MC362dn」とデザインは共通だ

 複合機の上位機「MC562dn」の基本スペックは、片面印刷速度がカラー26ページ/分、モノクロ30ページ/分で、両面印刷の場合はカラー14ページ/分、モノクロ16ページ/分となる。ウォームアップ時間は60秒以内、ファーストプリントはカラーが8秒、モノクロは7.5秒となる。給紙容量は390枚で、オプションの増設トレイを使えば、合計で970枚の給紙が可能だ。

 インタフェースはUSB 2.0、100BASE-TXの有線LAN(IPv6)、SDメモリーカードスロットを備え、PostScript3エミュレーションも搭載する。スキャナの解像度は1200×1200dpiで、最大50枚の連続コピーが可能な両面読み取り対応のADFも装備する。本体サイズは427(幅)×509(奥行き)×444(高さ)ミリで、重量は約29キロ。

 下位機のMC362dnは、MC562dnとほぼ共通の仕様だが、印刷速度が多少異なる。片面印刷速度はカラーが22ページ/分、モノクロが24ページ/分で、両面印刷はカラーが12ページ/分、モノクロが13ページ/分となる。また、上位機のMC562dnのみ、ファクスの送受信内容をPDF形式で保存する機能や、ひんぱんに使う作業を10パターンまで登録できる「ジョブマクロ」機能を備える。

複合機各機種のスペック
項目 MC562dn MC362dn
片面印刷速度(カラー) 26ページ/分 22ページ/分
片面印刷速度(モノクロ) 30ページ/分 24ページ/分
自動両面印刷(カラー) 14ページ/分 12ページ/分
自動両面印刷(モノクロ) 16ページ/分 13ページ/分
ファーストプリント時間(カラー) 約8秒 約9秒
1枚あたりのランニングコスト(カラー) 約12.2円 約13.6円
1枚あたりのランニングコスト(モノクロ) 約3.0円 約3.1円
耐久性 約42万ページ 約30万ぺージ
スキャナ解像度 1200×1200dpi 1200×1200dpi
動作時騒音レベル 54デシベル以下 52デシベル以下

 これらの6機種は、メンテナンス品(定着器ユニット、ベルトユニット、給紙ローラセット)を5年間無償で提供するサービス「メンテナンス品5年間無償提供」を利用できる。対応OSは、Windows 7/Vista/XP/Server 2008 R2/Server 2008/Server 2003、またはMac OS X 10.3.9〜10.7となる。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー