インテルは、4月29日にベルサール秋葉原のイベントスペースで、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーをアピールする「Intel Technology Day in Akiba 2012」を行った。会場には、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載したタワー型PCや、Intel 7シリーズチップセット搭載マザーボードが展示されたほか、秋葉原のショップを巡るスタンプラリーも実施した。
Intel Technology Day in Akiba 2012では、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載するPCの実機を展示して、来場者がそのパフォーマンスを体感できるコーナーを設けていた。PCの展示に参加したベンダーは、ソフマップ、Project White(TSUKUMO、eX.computer)、ユニットコム(TWO TOP、Faith、パソコン工房)、サードウェーブ(ドスパラ)、KOUZIRO(FRONTIER)、マウスコンピューター(mouse computer、G-TUNE)、サイコム、クレバリー、エプソンダイレクトだ。
なお、あるショップブランドPCの説明スタッフによると、初回出荷分において低電圧版の“S”シリーズや“T”シリーズについては、CPUの調達が難しくなっているものの、通常電圧版のCPUを搭載するモデルについては、初回出荷分にまだ余裕があるという。ただし、この出荷分がなくなると、次の出荷分は「夏まで厳しい」という意見が多かった。
マウスコンピューターは、タワー型の「MDV-AGZ8000S」とノートPCの「NEXTGEAR-NOTE i300SA1」を展示した。MDV-AGZ8000Sは、CPUにCore i7-3770K(3.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)を搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用する。システムメモリの容量は8Gバイト、データストレージに1TバイトのHDDを用意した。また、GPUにGeForce GTX 560 Ti実装のグラフィックスカードを組み込む。
NEXTGEAR-NOTE i300SA1は、CPUにCore i7-3610QMを搭載し、チップセットはIntel HM76 Express。システムメモリの容量は4Gバイトで、データストレージに容量320GバイトのHDDを搭載する。外付けGPUとしてGeForce GT 650Mを載せ、NVIDIAのOptimus Technologyに対応しており、アプリケーションによって有効になるグラフィックスコアをCPUに統合したグラフィックスコアと自動で切り替える。
サイコムは、「G-Master Spear Z77 GM-Z77A-3770K」を展示した。CPUにCore i7-3770Kを搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用する。システムメモリの容量は8Gバイト、データストレージに500GバイトのHDDを用意した。GPUにはGeForce GTX 560 Tiを実装するグラフィックスカードを組み込む。
クレバリーは、「Standard MiniSlim H77-ECO SMSH77e-12D」を展示した。スモールフォームファクタのボディを採用したこのモデルは、CPUにTDP 65ワットのCore i7-3770S(3.1GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)を搭載して、チップセットはIntel H77 Expressを採用する。システムメモリの容量は4Gバイトで、データストレージに128GバイトのSSDを用意した。GPUはCPUに統合するIntel HD Graphics 4000を利用する。
エプソンダイレクトは、「Endeavor Sシリーズ TY1100S」を展示した。こちらも98(幅)×417(奥行き)×357(高さ)ミリのコンパクトボディを採用する。ただし、CPUはTDP 77ワットのCore i7-3770(3.4GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)を搭載。チップセットはIntel H77 Expressを採用し、システムメモリの容量は4Gバイト、データストレージに容量1TバイトのHDDを用意した。GPUはCPUに統合するIntel HD Graphics 4000を利用する。
KOUZIROは、FRONTIERブランドの「FRGA915G/27DLN ハイスペックモデル」を展示した。CPUにCore i7-3770を搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用する。システムメモリの容量は8Gバイトで、データストレージに2TバイトのHDDを用意した。GPUはGeForce GTX 680を実装するグラフィックスカードを組み込む(なお、製品説明文ではGeForce GTX 570とある)。
サードウェーブは、「Prime Galleria XG」を展示した。CPUにCore i7-3770を搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用する。システムメモリの容量は8Gバイトで、データストレージに2TバイトのHDDを用意した。GPUにはGeForce GTX 680を実装するグラフィックスカードを組み込む。
パソコン工房は、「Amphos BTO MD7300iCi7G-IG」を展示した。CPUにCore i7-3770を搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用する。システムメモリの容量は8Gバイトで、データストレージに2TバイトのHDDを用意した。GPUはGeForce GTX 680を実装するグラフィックスカードを組み込む。
Faithは、「PASSANT Ex i73770ZG68/BD-V Pro」を展示した。PCケースにCorsairの「CC600TWM-WHT」を採用し、サイドパネルの透明アクリルによって内部に搭載したパーツの姿が楽しめる。CPUにCore i7-3770を搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用。システムメモリの容量は16Gバイトで、データストレージには2TバイトのHDDと容量120GバイトのSSDを用意した。GPUでも、GeForce GTX 680を実装するグラフィックスカードを組み込む。
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