“Ivy Bridge”搭載PCに純正マザーが集結!──「Intel Technology Day in Akiba 2012」吉田社長も自分の足で楽しみました(1/3 ページ)

» 2012年04月29日 22時37分 公開
[長浜和也,ITmedia]

昼間のイベントはタワー型PCの展示がメインに

 インテルは、4月29日にベルサール秋葉原のイベントスペースで、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーをアピールする「Intel Technology Day in Akiba 2012」を行った。会場には、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載したタワー型PCや、Intel 7シリーズチップセット搭載マザーボードが展示されたほか、秋葉原のショップを巡るスタンプラリーも実施した。

ダイをかたどったゲートをくぐって会場に入ると……(写真=左)、3Dトライゲートが来場者を迎えてくれる(写真=右)

 Intel Technology Day in Akiba 2012では、第3世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載するPCの実機を展示して、来場者がそのパフォーマンスを体感できるコーナーを設けていた。PCの展示に参加したベンダーは、ソフマップ、Project White(TSUKUMO、eX.computer)、ユニットコム(TWO TOP、Faith、パソコン工房)、サードウェーブ(ドスパラ)、KOUZIRO(FRONTIER)、マウスコンピューター(mouse computer、G-TUNE)、サイコム、クレバリー、エプソンダイレクトだ。

 なお、あるショップブランドPCの説明スタッフによると、初回出荷分において低電圧版の“S”シリーズや“T”シリーズについては、CPUの調達が難しくなっているものの、通常電圧版のCPUを搭載するモデルについては、初回出荷分にまだ余裕があるという。ただし、この出荷分がなくなると、次の出荷分は「夏まで厳しい」という意見が多かった。

 マウスコンピューターは、タワー型の「MDV-AGZ8000S」とノートPCの「NEXTGEAR-NOTE i300SA1」を展示した。MDV-AGZ8000Sは、CPUにCore i7-3770K(3.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)を搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用する。システムメモリの容量は8Gバイト、データストレージに1TバイトのHDDを用意した。また、GPUにGeForce GTX 560 Ti実装のグラフィックスカードを組み込む。

 NEXTGEAR-NOTE i300SA1は、CPUにCore i7-3610QMを搭載し、チップセットはIntel HM76 Express。システムメモリの容量は4Gバイトで、データストレージに容量320GバイトのHDDを搭載する。外付けGPUとしてGeForce GT 650Mを載せ、NVIDIAのOptimus Technologyに対応しており、アプリケーションによって有効になるグラフィックスコアをCPUに統合したグラフィックスコアと自動で切り替える。

 サイコムは、「G-Master Spear Z77 GM-Z77A-3770K」を展示した。CPUにCore i7-3770Kを搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用する。システムメモリの容量は8Gバイト、データストレージに500GバイトのHDDを用意した。GPUにはGeForce GTX 560 Tiを実装するグラフィックスカードを組み込む。

MDV-AGZ8000S(写真=左)と、NEXTGEAR-NOTE i300SA1(写真=中央)。そして、「G-Master Spear Z77 GM-Z77A-3770K」

 クレバリーは、「Standard MiniSlim H77-ECO SMSH77e-12D」を展示した。スモールフォームファクタのボディを採用したこのモデルは、CPUにTDP 65ワットのCore i7-3770S(3.1GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)を搭載して、チップセットはIntel H77 Expressを採用する。システムメモリの容量は4Gバイトで、データストレージに128GバイトのSSDを用意した。GPUはCPUに統合するIntel HD Graphics 4000を利用する。

 エプソンダイレクトは、「Endeavor Sシリーズ TY1100S」を展示した。こちらも98(幅)×417(奥行き)×357(高さ)ミリのコンパクトボディを採用する。ただし、CPUはTDP 77ワットのCore i7-3770(3.4GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.9GHz)を搭載。チップセットはIntel H77 Expressを採用し、システムメモリの容量は4Gバイト、データストレージに容量1TバイトのHDDを用意した。GPUはCPUに統合するIntel HD Graphics 4000を利用する。

 KOUZIROは、FRONTIERブランドの「FRGA915G/27DLN ハイスペックモデル」を展示した。CPUにCore i7-3770を搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用する。システムメモリの容量は8Gバイトで、データストレージに2TバイトのHDDを用意した。GPUはGeForce GTX 680を実装するグラフィックスカードを組み込む(なお、製品説明文ではGeForce GTX 570とある)。

Standard MiniSlim H77-ECO SMSH77e-12D(写真=左)にEndeavor Sシリーズ TY1100S(写真=中央)、そして、FRGA915G/27DLN ハイスペックモデル(写真=右)

 サードウェーブは、「Prime Galleria XG」を展示した。CPUにCore i7-3770を搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用する。システムメモリの容量は8Gバイトで、データストレージに2TバイトのHDDを用意した。GPUにはGeForce GTX 680を実装するグラフィックスカードを組み込む。

 パソコン工房は、「Amphos BTO MD7300iCi7G-IG」を展示した。CPUにCore i7-3770を搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用する。システムメモリの容量は8Gバイトで、データストレージに2TバイトのHDDを用意した。GPUはGeForce GTX 680を実装するグラフィックスカードを組み込む。

 Faithは、「PASSANT Ex i73770ZG68/BD-V Pro」を展示した。PCケースにCorsairの「CC600TWM-WHT」を採用し、サイドパネルの透明アクリルによって内部に搭載したパーツの姿が楽しめる。CPUにCore i7-3770を搭載して、チップセットはIntel Z77 Expressを採用。システムメモリの容量は16Gバイトで、データストレージには2TバイトのHDDと容量120GバイトのSSDを用意した。GPUでも、GeForce GTX 680を実装するグラフィックスカードを組み込む。

Prime Galleria XG(写真=左)にAmphos BTO MD7300iCi7G-IG(写真=中央)、そして、PASSANT Ex i73770ZG68/BD-V Pro(写真=右)

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