“Ivy Bridge”なプレミアムCore i7ノート、新デザイン+新CPUの「LaVie L」実力チェック長く使える高性能と安心感を(1/3 ページ)

» 2012年05月08日 11時05分 公開
[今藤弘一(撮影:矢野渉),ITmedia]
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新世代CPUを採用、映像も音も楽しめる高性能オールインワンノート

photo NEC「LaVie L(LL750/HS)」(クリスタルゴールド) 発売時の実売価格は18万5000円前後となる

 “A4オールインワンノート”と呼ばれるカテゴリがある。実は国内では特に販売数が多く、需要が多い。PCでも主戦場の1つとなっている。

 NECの「LaVie L」シリーズもその主力機種の1つだ。基本はノート型ながらモバイル用途は想定せず、自宅での利用を想定したモデルである。

 LaVie Lの2012年夏モデルでは、まず、開発コード名:Ivy Bridgeこと「第3世代Coreプロセッサー・ファミリー」による基本システムに一新した。Ivy Bridgeは、その前の世代の“Sandy Bridge”で採用した32ナノメートルプロセスルールから、22ナノメートルプロセスルールへとより細密化されたほか、微細化にともなうリーク電流を抑えるため「3Dトライゲートトランジスタ」と呼ぶトランジスタ技術を採用。これにより、消費電力を低減するとともに、パフォーマンスのさらなる向上が図られている。

 では、今回検証する「LaVie L(LL750/HS)」(以下、PLL750/HS)の基本スペックを確認しておこう。CPUの「Core i7-3610QM」は4コア/8スレッド同時処理に対応し、定格2.30GHz、Turbo Boost Technology 2.0有効時で最大3.3GHzで動作する。メインメモリはPC3-12800対応のDDR3-SDRAMを8Gバイト(4Gバイト×2)、ストレージは1Tバイト(5400rpm)を搭載、グラフィックスはCPU統合のIntel HD Graphics 4000で、OSは64ビット版のWindows 7 Home Premiumをプリインストールする。この上位モデルとして、3波(地上、BS、110度CS)デジタル放送とIP放送サービス“ひかりTV”に対応したワイヤレステレビチューナーキット「ワイヤレスTVデジタル」が付属し、フルHD(1920×1080ドット)表示対応のディスプレイを備えた「LL770/HS」も存在する。


photophotophoto 天面パネルはスッーと平滑で、小キズを自動修復する「スクラッチリペア」仕上げ済み。うっすら細かい模様も入っており、かなりオトナな落ち着いた印象の雰囲気である。ディスプレイは1366×768ドット表示対応の15.6型ワイド。ディスプレイ面はベゼルとパネルの段差がない全面フラットな光沢パネルで仕上げられている

 ディスプレイは「スーパーシャインビューLED-EX2」と呼ぶ15.6型ワイド液晶を採用する。画面まわりをスッキリと見せるフルフラットな造形とともに、明るくきれいな映像を再現できる。評価機LL750/HSの解像度は1366×768ドットで、前述したテレビチューナー付属の上位モデル LL770/HSは1920×1080ドットとなる。

 カラーバリエーションは、クリスタルホワイト、クリスタルゴールド、クリスタルブラック、クリスタルレッドの4色を用意する。評価機のカラー「クリスタルゴールド」は、天面パネルおよびキーボード面にゴールド、ディスプレイ面やキートップ、底面はブラックであしらったツートーン構成となっている。なお、天面パネルは、すりキズを自己修復する「スクラッチリペア」機能を前モデルより継承している。

 搭載インタフェースは、本体左側面にアナログRGB出力、有線LAN、HDMI出力、USB 3.0×1、マイク/ヘッドフォン入出力が、右側面に光学ドライブ、USB 3.0×2とボリューム調整ダイヤルを配置。光学ドライブはBDXLメディアに対応し、DVDスーパーマルチ機能も有するBlu-ray Discドライブとなる。

 本体前面はSDメモリーカードスロットと無線LANオン/オフスイッチ、本体後面はDC入力とUSB3.0×1、USB 2.0×1がある。USBポートは全部で5本そのうち4本はUSB 3.0で、ブルーの端子により見分けられる。

photophoto 本体全面にSDメモリーカードスロットと無線LANスイッチ、後面にACアダプタ端子と、USB 3.0×1、USB 2.0×1を備える
photophotophoto 本体左側にアナログRGB出力、有線LAN、HDMI出力、USB 3.0×1、マイク/ヘッドフォン入出力、右側面に光学ドライブとUSB 3.0×2、ボリュームダイヤルがある。ディスプレイは180度以上開く。最近のノートPCでは珍しくなった仕様だ
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