NECは5月8日、2012年夏モデルの「LaVie M」を発表した。LaVie Mは13.3型ワイド液晶ディスプレイ(解像度は1366×768ドット)を搭載する2スピンドルノートPCで、12時間を超える長時間のバッテリー駆動を特徴とする。
ラインアップは上位モデルの「LM750/HS」と下位モデルの「LM550/HS」の2種類で、それぞれボディカラーは「プレイズレッド」「フラッシュホワイト」「コスモブラック」を用意する。発売は2012年5月10日で、価格はオープン。実売価格はLM750/HSが16万円前後、LM550/HSが13万5000円前後となる見込みだ。
両モデルとも、メモリやCPUなどの基本性能を強化したほか、約30万画素のWebカメラを新たに搭載、無線LANも5GHz帯を含むIEEE802.11a/b/g/n準拠に対応した。すり傷などから天板の表面を正常な状態に自己修復する“スクラッチリペア”機能は従来モデルから引き継ぐ。
LM750/HSの主な仕様は、CPUがCore i7-2637M(1.7GHz/最大2.8GHz、3次キャッシュメモリ4Mバイト)、メモリが8Gバイト(4Gバイト×2)、ストレージは750GバイトHDD、光学ドライブはBlu-ray Discドライブだ。グラフィックスはCPUに統合したのIntel HD Graphics 3000を利用する。2011年秋冬モデルと比較すると、メモリが増量した(秋冬モデルは4Gバイト)。
LM550/HSも秋冬モデルからCPUやストレージを強化している。CPUはCore i3-2357M(1.3GHz、3次キャッシュメモリ3Mバイト)からCore i3-2367M(1.4GHz)となり、HDDは640Gバイトから750Gバイトに増えた。
メモリは4Gバイトのままだが、構成が2Gバイト×2から4Gバイト×1となり、空きスロットを1本用意する。バッテリー動作時間も従来モデル(約12.8時間)より伸び、約13.2時間となった。グラフィックスコアはIntel HD Graphics 3000、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブとなる。
インタフェースは、両モデルとも2基のUSB 3.0にUSB 2.0(PC電源オフ時に接続したUSB周辺機器に充電できる“パワーオフUSB充電機能”対応)、アナログRGB出力、HDMI出力(1.4a準拠)、ギガビットLAN、SDXC対応SDメモリーカードスロットを備える。
どちらのモデルもOSは64ビット版 Windows 7 Home Premium(SP1)で、オフィススイートのOffice Home and Business 2010が付属する。本体サイズは330(幅)×223(奥行き)×31.5(厚さ)ミリ。重量はLM750/HSが約1.9キロで、LM550/HSは約1.88キロとなる。
LaVie M店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD/SSD | OS | 実売価格 |
LaVie M | LM750/HS (3色) | 2スピンドル | 基本性能強化 | Core i7-2637M (1.7GHz/最大2.8GHz) | 8GB (DDR3) | 750GB | 64ビット版7 Home Premium (SP1) | 16万円前後 |
LM550/HS (3色) | 2スピンドル | 基本性能強化 | Core i3-2367M (1.4GHz) | 4GB (DDR3) | 750GB | 64ビット版7 Home Premium (SP1) | 13万5000円前後 | |
LaVie M店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV/オフィス | 重量 |
LaVie M | LM750/HS (3色) | 13.3型ワイド | 1366×768 | Intel HM65 | Blu-ray Disc | CPU統合 | Office Home and Business 2010 | 約1.9キロ |
LM550/HS (3色) | 13.3型ワイド | 1366×768 | Intel HM65 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | Office Home and Business 2010 | 約1.88キロ | |
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