デルのゲーミングPC「ALIENWARE」が“Ivy Bridge”搭載に進化2012年PC夏モデル(1/2 ページ)

» 2012年05月08日 11時00分 公開
[ITmedia]

大画面ノートPC「M18x」「M17x」「M14x」に“第3世代”のCPUを搭載

18.4型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「ALIENWARE M18x」をはじめ、すべてのノートPCモデルは、カラーバリエーションとして“スペースブラック”と“ネブラレッド”を用意する

 デルが5月8日に発表したALIENWAREの新製品は、「ALIENWARE M18x」「ALIENWARE M17x」「ALIENWARE M14x」のノートPC3モデルと「ALIENWARE X51」のディスクトップPC1モデルだ。いずれも、ボディは従来モデルと共通するが、内部構成は、CPUにインテルの最新コアで開発コード名“Ivy Bridge”と呼ばれてきた第3世代Core プロセッサー・ファミリーを採用した。出荷はノートPCラインアップが5月8日から、ALIENWARE X51が5月9日からそれぞれ開始する。

 「ALIENWARE M18x」は、18.4型ワイドで解像度1920×1080ドットの大画面液晶ディスプレイを搭載するノートPCラインアップの最上位モデルだ。本体サイズは、436(幅)×322.5(奥行き)×54.7(厚さ)ミリ、最小構成(容量97ワットアワーの12セルバッテリー搭載)における重さは約5.41キロになる。本体搭載のインタフェースには、ギガビット対応有線LAN、4基のUSB 3.0、USB 2.0(PC電源オフでも接続した周辺機器に充電できるPowerShare対応)、Express Cardスロット(/54準拠)、Mini-DisplayPort、HDMI出力(Ver.1.4準拠)、HDMI入力(Ver.1.3準拠)、アナログRGB、9-in-1メディアカードリーダなどをそろえる。

 無線接続は、標準構成でIEEE 802.11b/g/n(コントローラはCentrino Wireless-N 2230 2×2)とBluetooth 4.0が利用可能。BTOでは、Killer Wireless-N 1103(3×3、MIMO対応)で制御するIEEE 802.11a/g/nとBluetooth 4.0が選べる。

 キーボードには、4つのゾーンでカラーを分けて輝かせるLEDイルミネーションを内蔵するほか。ユーザーがプログラムできる専用キーを5つ設けて、ゲームタイトルごとに最大15種類のコマンドを割り当てられる。

 システム構成では、スタンダードモデル、プレミアムモデル、プラチナモデルと3パターンの構成例を示している。いずれのモデルでも、システムメモリはDDR3 1600MHzを6Gバイト搭載し、OSに64ビット版 Windows 7 Home Premium Service Pack 1を導入する。

 スタンダードモデルでは、CPUがCore i7-3610QM(2.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.3GHz)で、GPUにはNVIDIAの最新アーキテクチャ“Kepler”を導入するGeForce GTX 675M(グラフィックスメモリ2Gバイト)を実装する。データストレージは容量500GバイトのHDD(7200rpm)とキャッシュメモリに利用する容量64GバイトのSSD(mSATA接続)の組み合わせ。光学ドライブはDVDスーパーマルチになる。実売予想価格は23万9980円。

 プレミアムモデルは、CPUがCore i7-3720QM(2.6GHz、Turbo Boost Technology有効時で3.6GHz)を搭載。GPUでは、AMDのRadeon HD 7970M(グラフィックスメモリ2Gバイト)を2基組み合わせてCrossFireXを構築する。データストレージと光学ドライブの構成はスタンダードモデルと共通する。実売予想価格は28万9980円。

 プラチナモデルは、CPUがTDP 55ワットのCore i7-3920XM Extreme Edition(2.9GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.8GHz)で、GPUはGeForce GTX 675Mを2基用いたSLI構成になる。データストレージも容量256GバイトのSSDを採用する。光学ドライブはBlu-ray コンボドライブだ。実売予想価格は38万9980円。

ステレオ立体視対応なら「ALIENWARE M17x」

BTOでステレオ立体視対応ディスプレイを用意する「ALIENWARE M17x」

 「ALIENWARE M17x」は、17.3型ワイドで解像度1920×1080ドットの大画面液晶ディスプレイを搭載するモデルだ。本体サイズは、410(幅)×304.3(奥行き)×44.5(厚さ)ミリ、最小構成(容量90ワットアワーの9セルバッテリー搭載)における重さは約4.26キロになる。本体搭載のインタフェースには、ギガビット対応有線LAN、USB 3.0が4基、USB 2.0(PC電源オフでも接続した周辺機器に充電できるPowerShare対応)、Mini-DisplayPort、HDMI出力(Ver.1.4準拠)、HDMI入力(Ver.1.3準拠)、アナログRGB、9-in-1メディアカードリーダなどをそろえる。無線接続とキーボードの仕様はM18xと共通だ。

 システム構成では、M17xでも、スタンダードモデル、プレミアムモデル、プラチナモデルと3パターンの構成例を用意する。いずれのモデルでも、システムメモリはDDR3 1600MHzを6Gバイト搭載し、OSに64ビット版 Windows 7 Home Premium Service Pack 1を導入する。

 スタンダードモデルでは、CPUがCore i7-3610QM(2.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.3GHz)で、GPUにもNVIDIAの最新アーキテクチャ“Kepler”を導入するGeForce GTX 660M(グラフィックスメモリ2Gバイト)を実装する。データストレージは容量500GバイトのHDD(7200rpm)とキャッシュメモリに利用する容量64GバイトのSSD(mSATA接続)の組み合わせ。光学ドライブはDVDスーパーマルチになる。実売予想価格は17万9980円。

 プレミアムモデルは、CPUとデータストレージ構成、光学ドライブがスタンダードモデルと共通し、GPUはGeForce GTX 675M(グラフィックスメモリ2Gバイト)に強化。そして、ディスプレイでは、サイズと解像度はそのままに、垂直同期クロックが120Hzに対応してステレオ立体視の再生が可能になる。実売予想価格は20万9980円。

 プラチナモデルは、CPUがCore i7-3720QM(2.6GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.6GHz)で、GPUはRadeon HD 7970M(グラフィックスメモリ2Gバイト)を実装する。データストレージは容量256GバイトのSSDを採用。光学ドライブはBlu-ray コンボドライブだ。なお、搭載する液晶ディスプレイは、スタンダードモデルと共通する。実売予想価格は38万9980円。

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