Let'snoteで大画面高解像度ディスプレイ搭載で、かつ、高いパフォーマンスを求めるユーザーに対応する「B」シリーズの新モデル「Let'snote B11は、インテルの最新アーキテクチャを導入した「第3世代 Core プロセッサー・ファミリー」とそれに対応するプラットフォームを採用した。
店頭モデルで搭載するCPUは、クアッドコアのCore i7-3616QM(2.3GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.3GHz)を採用する。このCPUのTDPは45ワットで、従来のLet'snote B10で搭載してきたCPUと同等に収まっている。Let'snote B11のボディデザインや内部機構は従来モデルと共通するが、本体に搭載するインタフェースでは、これまで1基だったUSB 3.0が、2基に増えた(その代わり、USB 2.0は1基に)。また、USBの給電機能では、PC本体が電源オフの状態でも接続したUSB周辺機器を充電できる「USB充電設定ユーティリティ」を標準状態で導入して利用できるようになった。
そのほかの仕様は、2012年1月に登場したLet'snote B10と共通する。システムメモリの容量は4Gバイト(最大8Gバイト)で、データストレージは容量640GバイトのHDDを搭載する。店頭モデルで本体に内蔵する光学ドライブはDVDスーパーマルチ対応。液晶ディスプレイは15.6型ワイドで解像度は1920×1080ドットになる。本体サイズは370.8(幅)×229(奥行き)×31.4〜43.2(厚さ)ミリ。重さは約1.895キロだ。OSは、Windows 7 Professionalで初期設定時に64ビット版と32ビット版を選択できる。
価格はOffice付属構成で20万円前後、Officeが付属しない構成で17万5000円前後とみられる。
マイレッツ倶楽部モデルは、CPUが店頭モデルと同様だが、本体内蔵の光学ドライブをBlu-ray Discドライブに強化し、店頭モデルでは依然として利用できないBluetooth 4.0を搭載する構成を価格19万6700円で投入するほか、システムメモリを8Gバイト(最大16Gバイト)に、データストレージを容量256GバイトのSSDにそれぞれ強化した構成を最小価格28万4250円から用意する。
Let'snote B10店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
B11 | CF-B11 | 大画面2スピンドル | 新世代CPU、USB 3.0強化 | Core i7-3615QM (2.3GHz/最大3.3GHz) | 4GB (DDR3) | 640GB | 64ビット版/32ビット版7 Professional SP1 | 17万5000円前後 |
CF-B11(Officeモデル) | 大画面2スピンドル | 新世代CPU、USB 3.0強化 | Core i7-3615QM (2.3GHz/最大3.3GHz) | 4GB (DDR3) | 640GB | 64ビット版/32ビット版7 Professional SP1 | 20万円前後 | |
Let'snote 店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | vPro/オフィス | 重量 |
B11 | CF-B11 | 15.6型ワイド | 1920×1080 | Intel HM76 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | ○/− | 約1895グラム |
CF-B11(Officeモデル) | 15.6型ワイド | 1920×1080 | Intel HM76 | DVDスーパーマルチ | CPU統合 | ○/Office Home and Business 2010 | 約1895グラム | |
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