オーバークロックやダウンクロックは、自作PCユーザーに長く使われてきた“設定技”だ。マザーボードをだけでなく、CPUもダメージを受けるリスクがあるため、スペック至上主義やゲーミング用でのトライアルが主な目的となる上級ユーザー向けの手段になっている。その、オーバークロック設定で避けて通れなかったのが「BIOS」だ。もちろん、オーバークロック設定に限らず、オンボードコントローラの有効無効の切り替えから、システムのセキュリティ設定、状態監視など、マザーボードの設定に関することについてなにかを行おうとすると必ず利用することになる(いまでは、便利なユーティリティがそろっているが)。しかし、GUI全盛の今となっては、従来からあるBIOSは、慣れているユーザーは別として、構造を把握しにくい。
そこを解決すべく、インテルのマザーボードで導入したのが「Visual BIOS」だ。Windowsのアプリケーションのような画面と機能をそなえ、マウス操作が可能になっている。「実はBIOS画面からマザーボードの設定をするのは初めてで」というユーザーも操作しやすい。システムも状態確認や、使用しないオンボードコントローラをオフにするなどの操作従来のBIOS画面と比べると、かなり操作しやすくなっている。
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