「Mountain Lion」を体験したいならアップルストア銀座へスタッフが一晩でやってくれました

» 2012年07月26日 20時18分 公開
[ITmedia]

「Mountain Lion」の発売から一夜明けて

7月26日16時ごろのアップルストア銀座

 既報の通り、最新Mac OS「OS X Mountain Lion」がついにリリースされた。PC USERでもすでに林信行氏によるレビューを掲載しているが、1700円という価格の安さも手伝って、早速インストールしてみたMacユーザーも多いだろう。

 とはいえ、仕事などで日常的にMacを使っている場合は、ある程度この新OSの評判が固まるまでアップデートを待つという人もいるかもしれない。アップルの担当者は、Mountain Lionを「iOS機器との連携を強化しつつ、OS Xの考え方を継承した」と説明し、Lionの延長としてあくまでトラックパッドやマウス操作を前提とするMacに最適化したOSであることを強調しているものの、メジャーアップデートに慎重になるのは当然の反応ともいえる。そんな人はひとまずアップルの直営店でMountain Lionを体験してみてはいかがだろうか。

取材時にちょうどストアスタッフによる店頭デモが行われていた

 Mountain Lionのリリースから一夜明けたアップルストア銀座では、店内に展示された約60台のMacがすべて最新バージョンにアップデートされ、自由に新機能を試せるようになっている。また、取材時はストアスタッフによる製品デモが行われており、Mountain Lion目当てで来店した人が熱心に耳を傾けていた。

 そのうちのひとりに話を伺ったところ、「iPhoneもiPadも使っているので、メッセージやリマインダーみたいなおなじみの機能がMacと連携して使えるのはいいですね。(iCloudタブ機能を指して)インターネットでページを見ていて、別の端末でも同じように見られるのも便利です」と気に入った様子。「この間主人が新しいMacBook Airを購入したので、2011年発売のMacBook Airをもらったのですが、今週末にふたりでアップデートしようと思っています」とコメントしてくれた。

アップルストア銀座に展示された60台超のMacがすべてMountain Lion仕様に変わっている。スタッフが一晩でやってくれました(写真=左)。リマインダーのデモ。時刻だけでなく、会社を出たら起動するといったようなロケーションベースの設定も可能(写真=中央)。iOSでおなじみのメッセージも利用できる。同じApple IDで管理された端末であれば、端末を変えてもメッセージのやりとりはきちんと同期されている(写真=右)

音声入力にも対応した。ただし、店内が騒がしかったこともあり精度はいまひとつ。記者も試してみたが、マイク(MacBook Proの場合キーボード左奥)に向かってかなりはっきりと話しかける必要があり、混み合った店内ではちょっと恥ずかしい……(写真=左)。高速化された新しいSafariでは、複数ページの閲覧時にジェスチャーでサクサクページを切り替えられるタブビューも見どころ(写真=中央)。アドレスバーと検索窓が一体化し、よりシンプルな画面構成になったほか、ページをキャッシュしておけるリーディングリストへの追加やTwitterへの投稿も手軽にできる(写真=右)。雲のアイコン(iCloudタブ)を押すと、ほかの端末で表示したWebページも同期される。ただし、現状でiCloudタブに対応するのはMacどうしのみで、iOS端末の対応は秋のiOS 6を待つ必要がある

 なお、200を超える新機能を搭載したMountain Lionの注目機能は、『たった1700円で最高のクラウド世代Mac OSが手に入る――「OS X Mountain Lion」』を参考にしてほしい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー