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Weekly ITmedia +D Top10:美少女新入社員、再び+Dについて語る

前回の暴走からはや一週間。社内で波紋を呼んだふざけたランキングが今週も始まる。相変わらず仕事のできない美少女かつ乙女新入社員小笠原由依には、身を削るくらいしかできることがないのだ。自分の行く先を見失いながら今日も乙女は走り続ける。

事の発端はまたしても……

 先週末の深夜、鬼先輩I氏からメッセにて残業指導を受けていたところ驚くべき文字列が送られてきた。

「鬼先輩Iの発言:

 あ、言ってなかったけど、こないだのランキング来週もあるから。」

 ん? 眠くてついに幻覚をみたのだろうか。新入社員に今週もランキングを書けと……。確認をしてみたところ幻覚ではなかったらしく動揺を隠せない筆者。「先週全部出し切ったよ! もうネタねーよ!」そう思いつつも、入職2カ月で食いぶちがなくなったら親が泣く。そんなこんなで今週も乙女新入社員小笠原由依が、ぺーぺー乙女感覚のランキングをお送りしよう。どうぞ引き続き暖かくお付き合いください。

先週からの成長具合やいかに……

 配属されてもう3週間もたつものの相変わらず全く仕事に進歩の見られない乙女。同じミスを繰り返し先輩I氏にしばしばしかられている。何が一番できないのか。そう聞かれると答えづらい。もはやそれは文章を書くとかそれ以前の問題である「文字の入力がちゃんとできない」のだ! ふははは! すごいだろ! ……うん、ひどすぎるのは分かっている。何度チェックが終了したと思っても次から次へとミスが見付かる筆者の記事。これはもしや何者かが筆者の美しさをねたんで書き換えているのかと思うほどの間違いっぷりだ。しかし残念ながら、どっからどう見ても自分で書いた記事。自分の仕事時間を割いている先輩にとってなんといらだたしいことだろう。

 そんな日々が続き「なんて頭が悪いのかしら」と落ちこんでいたところ、こんな記事を発見した。「最近の『MS-IME』は目に余る――よろしい、ならば『ATOK』だ」だ。「MS-IME」が誤変換を繰り返し使いにくく、マイクロソフトの社員までATOKを使っているとのこと。もし筆者が「MS-IME」の立場だったら「あんた、わたしをここまで改造しておいて面倒になったら捨てるのね!」と言ってやりたくなるだろう。

ちなみに、わたしのPCはATOKを導入しています。

 「2007は誤変換でも学習してしまうため、学習が固定化されてしまう。」(文中より抜粋)。何度も同じミスを繰り返す「MS-IME」に自分との悪い共通点を見つけなぜか親近感を覚える乙女。うんうん……そうよね、なんか、一回思い込んだらそれしか見えないのよね。恋の暴走特急は狙った獲物までの線路しか敷けないの! このように、頭はいい(え)のについ暴走してしまうところは乙女にそっくり。暴走乙女の会初代会長である筆者から「MS-IME」に、「暴走乙女ソフト」の称号を授与したい。ちなみに、ここまで「MS-IME」に共感をしてきたが、それはそれこれはこれ。「もしや筆者の失敗は『MS-IME』のせい!?」というこそくな発想が一瞬頭をよぎる。しかしよく考えると配属直後にATOKを導入しており、完全なる責任転嫁。ごめんね、「MS-IME」。ATOKに加え、記事専用の辞書まで導入しているのにも関らず失敗が絶えないのは、筆者の頭の標準装備が暴走乙女仕様の「MS-IME」だからに違いない。このままではまずい。はやく入れ替えなくては。

衛生兵! 衛生兵!

 相変わらず理解に苦戦中なのがPC関連。記事を発見するたびに頭の中で暴走乙女軍小笠原小隊が戦闘を繰り広げる。「敵です! 敵がきました! 小笠原隊長指示を!」「なにっ……今の弱りきった隊ではPCの記事には、太刀打ちできん。撤退だ!」。このように多くの場合に撤退を強いられている小笠原小隊だが、個人的な感情でよく分からないから読んでいないわけではない。精神を維持するための戦略的撤退だ。

 とはいえランキングに入った地デジチューナーの記事は読まねばならん。我が家のテレビには地デジの機能がついていない。しかも、液晶でもない。このままだと2011年にはテレビが見られなくなるではないか! と焦る筆者を横目に、親は購入の検討すらしていない。文句を言えば「よく分らないから今買って失敗したら嫌じゃない。2011年直前になったら一気に安くていいのが出るようになるでしょ」と言ってさらっと流される。実際、新しいものに敏感なアキバの皆様の感覚としてはどうなのだろうか。記事によれば今のところ、自作PC用であることも加味された結果、相性などを考慮して購入にまでは至らないユーザが多いようだ。

なぜか鳴らないわたしの携帯

 前回のランキングでも書いたとおり、わたしの携帯は買ったばかりだ。しかしすでに壊れている。なぜか全然鳴らないのだ。「みんなわたしと連絡をとりたいに違いないのに……」、そうやっていつ筆者のファンから電話がきても対応できるよう携帯をにぎりしめ眠る日々が続いている。わたしのような壊れやすい携帯を持つ人が多いのか、携帯各社の夏モデルの記事に読者の関心が集まっている。7位と10位に入ったこのJATE通過という報告の記事。7位には「W63SA」など今関心を持たれている携帯について書かれている。

 乙女的に注目すべきは“サイバーショット携帯”。昨今女子にもデジカメは必須アイテムとなっている。しかし、日常的には、デジカメよりも写メールを活用することが圧倒的に多い。景色を撮影する機会より、「ぎゃー! おいしそうー!」なんて言いながら食べ物を撮影する機会の方が乙女は多いのだ。9位の記事で紹介されているサイバーショット携帯は、持ち歩きやすくデザインも乙女向け。さらに、本家のサイバーショットとも違わぬ写りということもポイントが高い。

かわいい女子とパソコンと

 最近、+Dの記事の中にも動くコンテンツが存在することにお気づきだろうか。3位と5位、6位と、1つの商品で“3本の記事”がランクインした「HP 2133 Mini-Note PC」

 携帯の夏モデルと同様、読者から非常に注目されているこの商品に関する記事の中にはいくつか動画が含まれるコンテンツが存在する。中でも個人的に最も注目したのは、3位にランクインした動画を使って解説を行う記事。いまだに部品の名前がいまいち分からない乙女にとって救いの神だ。PCはそれなりに日常で使ってきたが、インタフェースに関しては、「大きい端子さす穴」「小さい端子さす穴」「プロジェクターの端子さす穴」というもはや“穴”という認識。さすがにここまでITリテラシーの低い読者はいないだろうが、動画を使うことで、より読者にとって有益なコンテンツを提供できるようになればいい。また、動画コンテンツの中には、残念ながらわたしほどではないが、かわいいお姉さまも登場するのでPCに向かいすぎて疲れた目を癒すためにもぜひチェックしてほしい。とはいえ、乙女はまずは普通の仕事を覚えねばならない。偉そうなことを言う前に必死に働かねば。

 今週は、主に携帯電話の夏モデルと「HP 2133 Mini-Note PC」に注目が集まった。来月は世の会社ではボーナスの振る舞われる年に2回のうれしい月。そろそろ読者の皆様も何を買うか情報収集をし始めているのだろうか。一応筆者にもわずかばかりだがボーナスは出るようなので、ほぼ利益を生んでいない自分に目をつぶりつつ人生初ボーナスの使い道を考えたいと思う。

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