違法コピー、ダメ！絶対！：ミニバイヤーズガイド：違法ダウンロード上位に並ぶ人気作をBD/DVDで堂々と見る

　ITmedia Newsに「2009年、最も違法DLされた映画は『スター・トレック』」という記事が掲載された。よろしくないニュースだが、上位作品は話題作の証明でもある。ここはひとつBD/DVDパッケージを購入して、来るべきお正月休みに備えようではないか。

　特典映像や音声解説など、パッケージならではの楽しみも多いし、今ではBlu-rayソフトでも店頭価格は4000円でおつりが来る時代だ。気に入った作品なら手元においておきたい。レビューのある作品はレビューへのリンクも張っておいたので参考にしていただきたい。

1位：スター・トレック

BDレビュー：エンタープライズ号の門出を目撃せよ――「スター・トレック」

映画レビュー：映画「スター・トレック」、「いいからスポックだけでも見ておけ」

　トレッキーも「スター・トレック」をよく知らない人も楽しめるのが本作。TVシリーズの前、「エピソード0」というべき内容なので、これを見てからオリジナルシリーズを見る、という楽しみ方もアリだろう。

2位：トランスフォーマー／リベンジ

BDレビュー：メカ60体が激突！――「トランスフォーマー／リベンジ」

インタビュー：ハリウッド売れっ子プロデューサーが語る、「トランスフォーマー」「G.I.ジョー」その魅力

　僅差で違法ダウンロード2位となったのは、登場するトランスフォーマーが前作の12体から60体以上と5倍に増えた「トランスフォーマー／リベンジ」。150分全編が変身・合体・バトルの力業。トランスフォーマーだけでなくお色気要素も増量してます。12月18日に発売されたばかりなので、年末年始に見るにはもってこい。

3位：ロックンローラ

　「ロック・ストック＆トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のガイ・リッチー監督（というかマドンナの元ダンナといったほうが早いかも）によるロンドンが舞台のクライム・アクション。主演は「オペラ座の怪人」のジェラルド・バトラー。全英では初登場一位を記録したが、日本では単館公開だった。海外でも「見逃したけどちょっと見てみたい」作品だったのかも。

4位：The Hangover(日本未公開）

5位：トワイライト〜初恋〜

BDレビュー：ヴァンパイア映画の新機軸――「トワイライト〜初恋〜」

　ヴァンパイアの美青年と人間の娘との禁断の恋、という少女漫画も真っ青な純愛映画。実は原作はシリーズ累計5300万部を突破し、「ハリポタ」に続く世界第2位のベストセラー小説。美しきヴァンパイアは、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」でイケメン魔法使い役だったロバート・パティンソン。

6位：District 9(日本未公開）

7位：ハリー・ポッターと謎のプリンス

ミニバイヤーズガイド：「ハリー・ポッターと謎のプリンス」

　物語のクライマックスが近づいてきたハリポタ。ホグワーツ魔法学校の6年生となったハリーが、復活したヴォルデモートの知られざる過去に迫りつつ、最後の戦いへ向かう。実は「謎のプリンス」BD購入者には最終作の動画をひと足先にチェックできるなどの特典が用意されているのだ。これを機にBD購入を検討しちゃう？

8位：消されたヘッドライン

BDレビュー：不倫スキャンダルから国家陰謀へ――「消されたヘッドライン」

　ドラッグ中毒の黒人少年の射殺事件と議員秘書の地下鉄転落事件を追う記者が、政治絡みの巨大な陰謀に近づいていく。ラッセル・クロウがネットには頼らず、自分の足と記者の勘を頼りに取材を進める昔気質の記者を熱演する。「クライマーズ・ハイ」や「大統領の陰謀」などが好きな人におすすめの作品。

9位：ウルヴァリン

BDレビュー：シリーズ初のスピンオフ――「ウルヴァリン：X-MEN ZERO」

　発売は1月22日。「X-MEN」シリーズの人気キャラ、ウルヴァリンの謎に満ちた過去が明らかになる。X-MEN結成前のエピソードなのでシリーズ未見の人も楽しめる。「スター・トレック」同様、こちらから先に見るのもアリかも。

10位：ノウイング

　こちらも発売は2010年1月6日。ニコラス・ケイジ主演のSFディザスター・ムービー。ハデなCGが見物だ。

　こうしてみると違法DLされるのはドラマやラブストーリーではなく、アクション大作、もしくは見逃したけど話題になっていた小品、というパターンだろうか。ぜひ正当な方法で鑑賞してこの週末＆年末年始を楽しんでいただきたい。