Safari正式版が公開、8月以降はIEに代わり「デフォルトブラウザ」にAppleは自社のウェブブラウザ、Safariの正式版を発表した。半年の間、β版として熟成させた、オープンソースプロジェクトをベースにしたブラウザは、8月からInternet Explorerに代わりMac OS Xデフォルトブラウザとなる。
Worldwide Developers Conference(WWDC)におけるApple CEO、スティーブ・ジョブズ氏の基調講演の中で、AppleはSafariウェブブラウザの製品バージョンがダウンロード可能になったことを発表した。Appleのウェブサイトもしくはシステム環境設定のソフトウェア・アップデートからダウンロードできる。 ジョブズ氏は基調講演参加者に向かい、Safariが過去6カ月で500万ダウンロードを超えたと宣言した。バージョン1.0は8月以降に出荷されるPower Mac G5のデフォルトブラウザとなる。また、AppleはSafari SDK(ソフトウェア開発キット)を公開し、デベロッパーがSafariのHTMLレンダリングエンジンを自社のアプリケーションに組み込むことができるようにした。 Safari 1.0はMac OS X 10.2以降が必要で、Mac OS X 10.2.3以降に最適化されている。正式バージョンは英語、日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、ブラジルポルトガル語、カナダ系のフランス語、ノルウェー語、デンマーク語、フィンランド語、スウェーデン語、韓国語、簡体字中国語に対応している。 関連記事 MicrosoftのMac版IE開発停止にAppleがコメント Mac版Internet Explorerの開発停止を表明したMicrosoftの動きに、その要因となったSafariブラウザを開発するAppleがコメントを述べた。 Microsoft、Mac用IEの開発を停止 Apple純正ブラウザSafariの登場を理由に、MicrosoftのMacBUはIEの開発停止を表明した。今後は新機能は追加せず、速度、セキュリティの向上を図るだけになる。Officeなどの他製品については今後も開発を継続するという。 AppleとMS、離婚しても大丈夫? Mac用IEとOfficeをサポートするという契約が切れてから1年、MSはMac用IEの開発を停止した。そうなると、Mac版Officeも危ういかもしれない。しかしAppleにはMSの抜けた穴を埋められるソフト開発の才腕がある。 [Dennis Sellers, IDG Japan] Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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