> レビュー 2003年6月26日 11:22 PM 更新

アウトドアで便利な縦型ボディ&片手撮影――防水デジカメ「サイバーショット U60」(1/3)

簡易な水中撮影が行えるサイバーショット Uの新ラインアップ「DSC-U60」。これからのアウトドアシーズンに活躍しそうなこの“防水デジカメ”の実力は?

 超小型・軽量デジカメ「サイバーショット Uシリーズ」の新たなラインアップとして発表された「DSC-U60」は、簡易な水中撮影が行える防水機能を装備した全天候型モデルだ。海に山にと、アウトドアシーンが増えてくるこれからのシーズンにピッタリなこの“防水デジカメ”の実力をチェックしてみた。


サイバーショットの新ラインアップとして登場した防水デジカメ「DSC-U60」

 手のひらサイズのコンパクトデジカメ「DSC-U30」と同時に発表されたU60は、デジカメとしてはU30と同じ基本性能を持つ。200万画素・単焦点レンズで1インチのハイブリッド液晶を搭載するなど、スペックもU30と変わらない。機能面でU30と異なるのは、シーンセレクションモードに、水中での青かぶりを軽減する「水中撮影モード」が追加されている点のみだ。


U60(左)とU30(右)の操作画面。200万画素/単焦点レンズ/ハイブリッド液晶など、スペックもU30と同じ

 スペック面では「U30の防水対応版」という位置付けだが、その外観は大きく異なる。

 U60のサイズは60.2(幅)×116.8(高さ)×43.3(奥行き)で、U30(85×40.3×29.7ミリ)よりも全体的に15〜20ミリほど増加。重さもU30の約89グラムに対してU60は149グラムと、防水対応分だけ大きさ・重量ともにU60の方が増えている。


U60(左)とU30(右)のサイズの比較。防水対応分だけ大きさ・重量ともに増えている

 防水デジカメでは、オリンパスの「μ-10 DIGITAL」がJIS保護等級4級相当の防水機能で人気となっているが、これは「ボディに水滴が付く程度」の“生活防水”レベルで、水中での撮影は行えない。

 U60の防水性能はJIS防水保護等級6/7級に適合するもので、水深1.5メートルまでの水中撮影が行える。高い水圧に耐えるようには設計されていないので本格的なスキューバダイビングには向かないが、背が立つ深さのプールの中や、海面を泳ぎながらのシュノーケリング程度なら十分使える防水性能だ。


防水性能はJIS防水保護等級6/7級に適合するもの。シャワーの水圧くらいは難なくこなす


カシオの防水デジカメG BROSの時も行った、シャワーから飛び出す水の粒の撮影。こんなトリッキーな撮影ができるのも防水デジカメならでは

 防水性を確保するため、電池やメモリースティックを入れる場所は、潜水艦のハッチのような密閉構造になっており、USB端子もここに装備されている。フタにはオイルをしみ込ませたメンテナンスフリーのOリングが装着されており、ヒンジやロックの部分もしっかり作られている。

[西坂真人, ITmedia ]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページ | 1/3 | 次のページ


モバイルショップ

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!