> レビュー 2003年7月1日 06:58 PM 更新

InterLink MP-XP7310――ピカピカブラックのCentrinoミニノート、その実力は?(1/4)

ビクターのA5サイズノート「InterLink」が、光沢のあるブラックボディを身にまとって変身した。中身もCentrinoにパワーアップ、高性能と長時間駆動の両立を追及している。7月中旬発売のこのマシンの実力を試してみた。

 日本ビクターは、A5サイズのモバイルミニノート「InterLink MP-XP7310」を7月中旬に発売する。MP-XP7310は、超低電圧版モバイルPentium III-M/933MHzを搭載していた「MP-XP7230」(2003年3月発売)の後継モデルという位置付けだ。今回は、この“ニューInterLink”の強化点および変更点を中心に紹介しよう。


「InterLink MP-XP7310」(クリックすると拡大します)

 まず、外観から見ていくと、ボディカラーが従来のシルバーから光沢のあるピアノ調のブラックに変更された。このツヤツヤのブラックボディは、富士通のモバイル向けノート「FMV-BIBLO LOOX T90D」(2003年5月発売)とよく似ている。

 あえて両者を比較すると、InterLinkのほうがLOOX T90Dより光沢感が若干低いものの、手あかが付きにくい塗装で、汚れも目立ちにくいようだ。また、手の跡が付いたとき、LOOX T90Dはクロスなどを利用しないとなかなか取れなかったが、InterLinkでは手でふいただけでもきれいになる。にもかかわらず、クロスも標準で添付されている。


ピアノ調の黒色にペイントされた高級感のある天面。ふき取り用クロスが同梱されており、親切だ。シルバーカラー部には、無線LAN用のダイバーシティアンテナが収まっている

 本体サイズは幅225×奥行き177×高さ29.5ミリで、重量は1075グラム(標準バッテリー装着時)。標準バッテリーを外すと、奥行きが25ミリ短くなる。重量も1キロを切り、905グラムとなる。


標準バッテリー装着時(クリックすると拡大します)

 ディスプレイの開閉ラッチは、先代モデルと同じで、前面センター部のすき間に指を入れて引き上げる方式を採用している。この方式は、いささかスマートさに欠け、実際、開けにくい。次期モデルでは、ワンタッチのプッシュボタン式にするか、または折りたたみ式携帯電話のように、ラッチレスの開閉機構を採用してほしいものだ。


前面センター部の隙間に指を入れて引き上げると、液晶ディスプレイが開く(クリックすると拡大します)

 ただ、本体の剛性に関しては申し分ない。ボディ全体から細部に至るまで、剛性度が高いから、モバイル環境でも安心して使えるだろう。

ハード性能の強化点および変更点

 次はハードスペックを見ていこう。最大のポイントは、CPUに超低電圧版Pentium M/1GHzを採用し、グラフィック機能統合のチップセット「Intel 855GM」、IEEE802.11b準拠の無線LANモジュール「Intel PRO/Wireless 2100」を搭載した“Centrinoマシン”になったことだ。

[高柳政弘, ITmedia ]

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