> レビュー 2003年7月2日 02:27 PM 更新

FMV-BIBLO NH28D――DVDも焼けるハイスペックなオールインワンノート(2/3)


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 ディスプレイには、「スーパーファイン液晶DX」と呼ばれる高輝度、低反射、広視野角対応の15インチ液晶が採用されている。液晶表面にツヤがでる加工を施すことで、画面表示は鮮明かつ高輝度だ。視野角は上下、左右ともに170度で、どの角度から見ても画面が暗くなったりすることはなかった。映画鑑賞やデジカメで撮影した写真も鮮明で、発色が美しい。


発色の美しいスーパーファイン液晶DX。普通の液晶に戻れないかも・・・

 光沢のある液晶は、発色は美しいのだが蛍光灯や窓からの外光が映り込みむのが気になる。スーパーファイン液晶DXでは、低反射コーティングという処理を液晶表面に施すことで映り込みが抑えられている。同社の低反射コーティングが施されていないスーパーファイン液晶と比較すると確かに映り込みは少ないようだ。低反射コーティングのせいか、薄い紫がかっているように見えた。

 NH28Dのインタフェースは、前面にDVDマルチドライブ、左側に3モード対応のフロッピードライブ。IEEE1394端子×1、光デジタルオーディオ出力と共有のヘッドホン端子、右側にCardBus対応TypeI/IIのPCカード×2(TypeIIIを利用する場合は1スロット)。背面にUSB 2.0端子×4、10BASE-T/100BASE-TXのイーサネット、ビデオ出力用S端子、外部ディスプレイ出力端子、モデム端子を備える。拡張性は十分過ぎるほどだろう。

 メモリはSO-DIMMスロット×2(うち空きスロットは1つ)、メモリを最大の1Gバイトにするには既存のメモリを取り外し、512Mのメモリを2枚装着することになる。


前面。DVD-RAM、DVD-R/RW、CD-R/RWの書き込みに対応したDVDマルチドライブ


左側。フロッピードライブ、IEEE1394端子×1、光デジタルオーディオ出力と共有のヘッドホン端子


CardBus対応TypeI/IIのPCカード×2(TypeIIIとして利用する場合は×1)


背面。USB 2.0×4、10BASE-T/100BASE-TXのイーサネット、ビデオ出力用S端子、外部ディスプレイ出力端子、モデム端子がある

 DVDマルチドライブの書き込み性能は、DVD-RAMが書込/書換最大2倍速、DVD-Rが書込最大2倍速、DVD-RWが書込/書換最大1倍速、CD-Rが書込最大16倍速、CD-RWが書込/書換最大8倍速。バッファアンダーランエラー防止機能を持っている。

 ライティングソフトには「Drag'n Drop CD+DVD」が付属。デジタルビデオ編集関連のソフトウェアも充実しており、DVカメラなどから取り込んだ映像は、「MotionDV STUDIO 4.6」で編集・加工し、DVD-R/RWに動画データを書き込む場合は「MyDVD」、DVD-RAMに書き込む場合は「DVD-MovieAlbumSE」を用いればよいだろう。

堅実な作りのオールインワンノートPC

 前述したように、このサイズ(幅372.2×奥行き279.2×高さ41.5〜47.4ミリ、重量約3.8キロ)のノートPCになると、デスクトップPCの代替が基本用途になる。実際、SXGA+の1400×1050という解像度は、デスクトップPCで採用されることが多いSXGAの1280×1024よりさらに広い作業領域を提供してくれる。

[赤枝輝昌, ITmedia ]

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