できるビジネスマンのノウハウ伝授
第2回 FAXは手書き? ワープロ? それとも……(3/4)
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作ってあったフィールド定義は
- 会社名
- 部署
- 役職
- 氏名
- 郵便番号
- 住所
- 電話番号
- ファックス
- メールアドレス
だから、足りないのは、「タイトル」「本文」「送信枚数」「差し出し人の名前」、それに「FAX送信日付」だ。「顧客情報.fp5」にも「日付」はあるけど、「名刺交換をした会見日」なので、別のフィールドを設けておかねば。
フィールド定義で、「顧客情報.jp5」になかったフィールドを追加する。送信枚数は「数字フィールド」に、FAX送信日付は「日付フィールド」に設定しておく。前回設定済みの会見日(これも「日付フィールド」)を除いて、残りは全て「テキストフィールド」だ
「顧客情報.fp5」の詳細表示のレイアウトを元に変更してみた。ピンク色のフィールドを、新たに追加するだけ
サンプルデータを入れると、こうなる
次にレイアウト作成だが、こちらは、今使っているワープロのFAX送付状をそっくり真似すればよいので簡単にできる。先輩から送られてきたワープロファイルを開いて、それを見ながら真似してみる。
うーん、面倒だ。僕にはレイアウトの才能ないしなあ。レイアウトだけで時間がとられてしまう。今使っているワープロソフトの画面をそのままファイルメーカーProに持ってくることができたら、簡単でありがたいんだけど。なんとか楽な方法はないものか……。
そうだ、及川先輩に聞いてみよう。何日かしたら様子を見に来るねって、言ってくれてたし。
及川先輩 「今度はなに? ふーん、ワープロソフトとファイルメーカーProを両方開いて、見比べながらやっているわけね」
田中君 「でも、なかなか難しいです。DTPの才能があれば別でしょうけど」
及川先輩 「あら、でも楽な方法もあるのよ。ファイルメーカーProを使った、『レイアウト超簡単作成法』がね」
田中君 「なんです? それは」
FAXレイアウト超簡単作成法
及川先輩 「ファイルメーカーProはね、他のアプリケーション上の画像やテキストを、レイアウト画面に貼り付けて利用できるのよ」
田中君 「えっ、ほんとですか。実は、それができれば楽なのになぁって、思ってた矢先なんです」
及川先輩 「ワープロソフトで開いておいたFAX送付状文書を全選択して、ファイルメーカーProにペーストすればいいのよ。ただ、画面を貼り込んだら、もともとあったフィールドとFAX用紙の画像が重なりあって、こんな風に見た目にはちょっとわかりづらい画面になるけど」
画像を貼り込んだ直後は、このように、もともとあったフィールドと画像が重なり合ってわかりづらい状態
[高岡幸生(ジェネコム), ITmedia
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