> ニュース 2003年7月9日 10:21 AM 更新
IDG

Appleの初代CSOにテバニアン氏就任

Appleのソフトウェア部門の責任者であったアビー・テバニアン氏に、さらに上級職が与えられることになった。Appleにとっては初めての役職となる、最高ソフトウェア責任者(CSO)が、アビーの新しい役職だ。

 Apple Computerは7月8日、アバディス“アビー”テバニアンJr.博士が最高ソフトウェア責任者(CSO)に昇格したことを発表した。テバニアン氏はApple全社のソフトウェア技術の方向性を決めることに専念するとAppleは説明している。

 テバニアン氏は1997年、Appleにソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長として入社。Apple入社以前はNeXTのエンジニアリング担当副社長だった。NeXTはApple CEOのスティーブ・ジョブズ氏がAppleから離れていた時期に設立した会社である。テバニアン氏はCarnegie Mellon UniversityでMachオペレーティングシステムの設計およびエンジニアリングの責任者を務めており、これがNEXTSTEPの基礎部分となり、最終的にはMac OS Xの開発につながっていった。

 テバニアン氏のこれまでの肩書きはソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長で、Appleのプラットフォームテクノロジー担当副社長であったバートランド・サーレット氏(彼も元NeXTである)が後任となる。

 ジョブズ氏はテバニアン氏のCSO任命は「円滑な引き継ぎ」としており、Pantherが「非常に良好に仕上がっている」ため、「アビーには、より実践的な技術的役割に戻ってもらい、OS全体のソフトウェアエンジニアリング・チームの運営はバートランド氏に引き継いでもらう、よいタイミングだ」と述べている。

[Peter Cohen, IDG Japan]

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