> レビュー 2003年7月9日 09:41 PM 更新

Prius Air Note 100F5TVC――スーパーラスタービュー液晶搭載の“使って心地いい”マシン(1/3)

日立のPrius Air Note Fシリーズは同社のデスクトップ「Prius Air」のデザインを踏襲。液晶やユーザーインタフェースなど、数字として表れるスペック以上に使っていて気持ちのいいマシンだ。

 Prius Air Note Fシリーズは、CPUにモバイルPentium 4またはCeleronを採用し、15インチXGA(1,024×768)のスーパーラスタービュー液晶を搭載する2スピンドルオールインワンノートPCだ。CPUやHDD容量の違い、搭載するドライブがDVDマルチドライブかコンボドライブかによって3種類のモデルがある。

 今回レビューした100F5TVCは、モバイルCeleron/1.80GHz、40GバイトのUltra ATA/100対応HDD、DVDマルチドライブを搭載するミドルレンジモデルだ。最上位モデルの100F5TVPは、CPUがモバイルPentium 4/2.0GHz。HDDも60Gバイトにアップする。

美しい液晶と清潔感のあるデザイン

 Prius Air Note Fシリーズは、同社のデスクトップPC「Prius Air」のデザインを踏襲した白ベースのシンプルなデザインと、インフォメーションリングを備える見た目にも美しいノートPCだ。比較若い世代、特に女性が好みそうなデザインだろう。材質は樹脂製で光沢を抑えた、高級感が漂う仕上がりになっている。


Prius Air Note 100F5TVC の外観。白を基調としたデザインが美しい

 Prius Air Note Fシリーズが採用するスーパーラスタービュー液晶は、今回新たに開発されたもので、上下100度、左右120度の視野角と色純度の向上が図られている。DVDでの映画鑑賞やデジカメで撮影した画像を鑑賞するのに適した液晶だ。

 映り込みは若干気になるが、自宅などの光源が限られている場所での使用であれば、問題にはならないだろう。それ以上に高輝度、高いコントラストの液晶によるメリットの方が大きい。

 デスクトップを含むPrius Airシリーズではインフォメーションリングを搭載しており、7色LEDのイルミネーションでPCの状態を伝えてくれる。イルミネーションリングは、上下左右のスクロールボタンの役目もしていて、リングのLEDの色はカスタマイズすることも可能だ。


インフォメーションリングはPCが起動している時には緑色に点灯する

 液晶ディスプレイの背面にはPriusのロゴがあしらわれている。ただこれは単に張り付けてあるようで、安っぽく見えてしまう。ちょっと残念だ。


ディスプレイの背面にあるPriusのロゴ

 Prius Airシリーズにプリインストールされている「PriusAir View」は、CDやDVDの再生、Webブラウジング、デジタルカメラから取り込んだ写真の鑑賞などを統合したアプリケーションだ。写真のサムネイルやホームページのURLなどが画面をゆっくりと漂い、クリックするとすぐに関連のアプリケーションが起動する。DVD、CDの鑑賞や写真のスライドショーなどはPriusAir View内で行える。


デスクトップ上のPriusAir Viewへのショートカット


PriusAir View。画面をさまざまなアイコンが漂う。

ノートPCとしては標準的なスペック

 Prius Air Note Fシリーズは15インチの液晶を搭載し、重量が約3.2キロと、据え置き利用を前提としたオールワンノートPCだ。バッテリーの持続時間も約2.6時間と長くはないのでモバイルでのフル活用は難しいだろう。

[赤枝輝昌, ITmedia ]

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