PCをTV、ビデオのマルチメディアセンターにする(1/4)PCを開けてわずらわしい増設などせずに、簡単にTVを見たり録画が可能になるのが、外付けのTVキャプチャボックス「PCast」だ。
ある日の編集部にて。 編集見習いM 先輩っ! PCでTVを見たいんですが。 先輩編集B 相変わらず唐突だな、お前は。PCにTVチューナーカードを入れればいいじゃないか。 編集見習いM 録画もしたいんです。 先輩編集B じゃあ、キャプチャーカードだな。 編集見習いM 出先から録画予約したり、録画した映像を編集してDVDに保存したいんです。それに、ウチのPCはスロットがいっぱいで増設できないんです。 先輩編集B 一度に言え、一度に。そうか、すべてを実現するには、大量のハードウェアとソフトウェアをそろえることが必要になるな。でも安心しろ。1台でお前の希望をかなえてくれる製品がある。「PCast」ならTVを見ることはもちろん、録画したり編集したり、DVDなどに保存することまで対応している。今回はこれを紹介するとしよう。
インターネットにマルチメディアコンテンツが増えたとはいえ、TVはまだまだ一番のメディアといえる。TVチューナーを搭載し、TVを見たり番組を録画できるPCは人気も高い。しかし、そうそうPCを買い換えるわけにはいかないのが現実だ。 PCでTVを見られるようにするには、チューナー機能を持った拡張カードを増設することが一般的だ。チューナー機能が搭載されたビデオカードもあり、さらにキャプチャ機能があれば番組を録画することも可能だ。とはいえカードの増設はハードルが高く、誰でも簡単にできるものではない。また、ハードウェアやソフトウェアをそろえるのも大変なことだ。 今回紹介するメルコの「PCast:PC-MV5/U2」は、外付け型のTVキャプチャボックスだ。本体にTVチューナーとキャプチャ機能を内蔵し、PCとはUSBケーブルで接続できる。USB 2.0に対応しているためデータの高速転送が可能だ。必要なハードウェア、ソフトウェアはすべて用意されており、簡単なセットアップでTVの視聴と録画が行える。携帯電話で出先から録画予約ができ、録画機能を利用してアナログビデオの映像をデジタルに変換、保存することもできる。
PCastの本体はコンパクトで、新書版の本とほとんど変わらない。また、縦置きでも横置きでも使用できるため設置場所を選ばないこともポイントだ。もちろん、縦置き用のスタンドも付属する。シルバーの本体はどこに置いても不自然さがなく、前面がクリアパーツになっていて高品質な印象を受ける。 TVアンテナ端子、USB端子、電源端子は背面に配置され、前面にはS-Video端子とコンポジット端子が用意される。ビデオデッキから映像を取り込むときには前面の端子を使用するわけだが、常に使用する端子を背面にまとめたデザインは使い勝手が重視されている。
外付け形式なので、その気になればデスクトップPCとノートPCで付け替えながら使用することもできる。本体には電源ケーブル、USBケーブル、ソフトウェアCD-ROMが付属するほか、アンテナ分配器とアンテナケーブル2本も付属するので、ほかに何も用意する必要がない。また、デスクトップPCに内蔵したいユーザー向けにPCIカードタイプも用意されている。
本体に付属するソフトウェアCD-ROMには「簡単セットアップ」が用意されており、表示される手順に従って操作していけば文字通り簡単にセットアップできる。「簡単セットアップ」では、まず「PC-MV5/U2ドライバのインストール」をクリックし、PCastをPCが認識するためのドライバをインストールする。 [吉澤亨史, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/4 | 次のページ モバイルショップ
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