フルオート系機能が充実した500万画素コンパクトデジカメ
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不自然な堅さがない素直で鮮やかな画質
「DiMAGE F300」はDiMAGE F100から数えて3代目となるミノルタの高機能コンパクトデジカメ。スクエアで細長いボディと、おなじみとなったインディゴ・ブルーが印象的な製品だ。ほかにシルバーバージョンもある。ボディはF100とほとんど同じで、CCDが500万画素となったこと以外の相違点は、いくつかの機能強化が図られたことだ。
長方形と円を組み合わせたデザインが印象的。レンズはボディの端にはみ出るように置かれている
奥行きは32.5ミリとやや厚め。さらにレンズがけっこう長いので、撮影時は奥行きが6センチを超える
ボディの端にあるミノルタGTレンズは38〜114ミリの3倍ズーム。F2.8〜4.7とコンパクト機としては一般的なスペックで、CCD面から50センチまで寄ることができる。マクロモードにすれば20センチまで寄れるが、ズームがテレ端に固定されてしまう。テレ端であればかなり寄って撮れるわけだが、このクラスならズーム全域でマクロ対応してほしかったところだ。
CCDは1/1.8インチの500万画素。400万画素機のDiMAGE F100/F200のISO感度がISO100から800だったのに対し、500万画素のF300は低感度側がISO64、上限が400と低めに抑えられている。これは画素数増加による感度低下の影響だろう。
とはいえISO64時の写りは非常にいい。不自然なエッジ強調もなく、階調もなかなか滑らかで、発色も鮮やか。ただ、オートホワイトバランスの追従性はさほどよくないので、必要に応じてプリセットの値を使うかマニュアルでセットした方がいいかもしれない。それ以外はさすがミノルタという印象的な画像だ。
しかし、ISO200以上に増感するとざらつきはじめ、ISO400だとかなり不自然な偽色ノイズが増えてくる。これは残念な点。他社の製品にも言えることだが、500万画素機でもコンパクトタイプの製品は気軽なスナップ撮影に使われることも多いはず。無理に画素数を増やすよりもISO400でもさほど荒れない絵作りをすることの方が重要なのではないだろうか。
なお、カラーモードで「+Vivid」にセットすると、より鮮やかで原色の強い撮影画像になる。時にはエグくなったりすることもあるが、気持ちのいい写りを求めるなら「+Vivid」をメインにしてもいいくらいだ。
[荻窪圭, ITmedia ]
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