より高度なコンピューティングにチャレンジし続ける 〜JCS社長インタビュー〜(1/3)インテル・プレミア・プロバイダである日本コンピューティングシステムは、品質の高いサーバ・ベンダーとして評価が高い。代表取締役である岩本修氏に話を聞いた。
インテル・プレミア・プロバイダである日本コンピューティングシステムは、通称「JCS」として有名な企業だ。起業当初から品質の高いPCを世に送り出し、現在ではサーバ分野での評価も高い。代表取締役である岩本修氏に、JCSの技術力や将来の展望などを聞いた。
中山:JCSのホームページを拝見させていただきましたが、ラインアップが豊富ですね。 岩本:弊社のラインアップの多様性は、より高度なコンピューティングシステムの実現に向けて弊社が常に新しいマーケットに挑戦して来た歴史を反映しています。弊社の歴史はターゲットとしてきたマーケットによって、フェーズを3期に分けることができます。 第1期は、弊社の起業期、つまりDOS/Vの黎明期で、当初のターゲットマーケットはコンシューマー用PCでした。第2期は、サーバ機や、3DCG/ノンリニア編集用ワークステーションやRAIDなどのストレージを中心とした時期で、ターゲットマーケットは、一般企業や映像関連の開発を中心とした企業でした。 第3期は、ラックマウントサーバなどの省スペースサーバやNAS、RAIDなど大容量ストレージを中心とした時期で、マーケットは通信キャリア各社やインターネットサービスプロバイダーで、現在はこの第3期から次の第4期のターゲットマーケットであるハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)のマーケットへの過渡期にあります。 弊社はコモディティ(日用品)化された製品つまり価格以外差別化の手段がない製品を大量生産することには基本的には興味はありません。次々に追加されてゆく製品は、常に次世代のニーズを予測し、それに合わせて開発されたものです。 もともと、コンピュータは人間の知的能力を延長するツールとして初めて存在する意味があると考えています。その時代に沿い、さらには次代を見据えた製品を作っていくことが、われわれに課せられたミッション(使命)だと思っており、同時にそれが弊社のストラテジー(戦略)でもあります。弊社としては、これらの沿革はすべてチャレンジだったわけです。 ですから、ラインアップに連なる製品群はその軌跡と言ってもいいでしょう。現在はインテルのItanium 2をはじめとした64ビットCPU製品の投入を強力に進めております。これは次代のHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)へ向けてのチャレンジというわけです。
中山:現在のラインアップにある製品の中でも、3Uラックサーバが好評なようですね。 [中山一弘(ユータック), ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/3 | 次のページ モバイルショップ
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