ソニー、4色カラーフィルター搭載8Mピクセル機「サイバーショットF828」ソニーマーケティングは9月16日、デジタルカメラ「サイバーショット」シリーズの新製品として、同社独自CCDを採用したハイエンド向け8メガピクセル機「サイバーショット DSC-F828」を12月中旬から発売すると発表した。価格は16万円。
独自CCD採用8メガピクセル機「サイバーショット DSC-F828」 DSC-F828は、同社が7月16日に発表した独自開発の4色カラーフィルターCCDを採用。同時に開発した専用画像処理エンジン「リアル・イメージング・プロセッサー」を使うことで、画像処理演算精度が従来の4倍に向上。“人間の見た目に限りなく近い”高精度な色再現と、きめ細かく滑らかな写真画質での記録・再現が可能になったという。CCDは、2/3インチ有効800万画素の大型高解像度「Super HAD CCD」を使用した。
新開発の4色カラーフィルターCCD 「自然な色表現にするため、従来の3色カラーフィルター(Red、Green、Blue)に、新たに1色(Emerald)を加えてR・G・B・Eにした。従来に比べて色信号情報量を多く獲得できる。また同時に開発した画像処理プロセッサーは、4色カラーフィルターCCDで得た豊富な色信号から、人間の見た画質に極めて近い理想の3色を作り出すための演算処理を行っている」(同社) 4色カラーフィルターを活用した忠実な色再現を行う「リアルモード」と、彩度や明度がやや強調される“人間の記憶色”に近い鮮やかな「スタンダードモード」の2種類の色再現モードを用意した。 この新開発の撮像素子を生かすレンズには、不要な反射光を抑える多層コーティング仕様で高い描写能力を誇るカール・ツァイス「バリオゾナーT*(ティースター)」レンズを採用。35ミリ判換算で28-200ミリと広角から始まる大口径(58ミリ)の光学7倍ズームレンズは、F値がF2.0からと非常に明るく、テレ端時でもF2.8の明るさを確保。7枚羽根絞りとともに、美しいボケ味を演出してくれそうだ。
カール・ツァイス「バリオゾナーT*(ティースター)」レンズを採用 23万5000ピクセルと高精細な電子ビューファインダーは視野率100%を確保し、被写体の確認やピント合わせに威力を発揮。また手動でズームが操れるダイレクト駆動の「マニュアルズームリング」や、マニュアルフォーカス機能を搭載した。 DSC-F717など同社ハイエンド機シリーズで好評だった回転レンズのボディ形状を継承。レンズは上方向に70度、下方向に30度動くので、1.8インチの液晶ディスプレイで被写体をしっかり確認しながらハイアングルやローアングルなど多彩なアングル撮影ができる。この方式は、重いレンズをしっかりとホールドできるため、手振れに強いのもメリットだ。 サイズは134.4(幅)×91.1(高さ)×157.2(奥行き)ミリ、重さ約832グラム(撮影時約955グラム)と、かなり重量級ボディになっている。ボディ素材には、高剛性なマグネシウム合金のダイキャストを採用した。
ボディは高剛性なマグネシウム合金のダイキャスト製 暗所でのピント合わせに便利な「ホログラフィックAF」や、暗闇でのフレーミングと自然な色合いでの記録が行える「ナイトフレーミング」機能、赤外線照射による「ナイトショット」機能など、F717で好評だった夜間撮影機能を装備した。 バッテリーは専用充電池(インフォリチウムバッテリー「NP-FM50」)を使用。記録メディアは、メモリースティック(PRO対応)のほか、TYPE IIのコンパクトフラッシュスロットを搭載し、マイクロドライブも使用可能。画像記録は、JPEGやTIFFのほかRAW記録モードに対応。動画は音声付MPEGムービーVX(MPEG-1)で、毎秒30フレームの高画質な動画を撮影できる(メモリースティックPROまたはマイクロドライブ使用時)。
逆光での撮影時にゴーストの発生やコントラストの低下を防ぐ花形レンズフードを付属 主な仕様は以下の通り。
ソニー、デジカメ用4色フィルターCCDを開発 関連リンク ソニー「DSC-F828」紹介サイト ニュースリリース ソニードライブ [西坂真人, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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