> ニュース		2003年10月16日　04:50 PM 更新

読み書きの学習を助けるKurzweil 3000がMac OS X対応

失読症、注意力欠如障害（ADD）などにより読み書きの学習が困難な生徒のために作られたソフトウェア、Kurzweil Educational SystemsがMac OS Xに対応した。

　Kurzweil Educational Systemsは10月15日、Kurzweil 3000 for Macintoshのバージョン2.0を発表した。同ソフトは障害を持つ生徒が読み書き学習を行うためのソフトウェアで、新バージョンでは従来のMac OS 9.xに加え、Mac OS Xを新たにサポートした。

　Kurzweil 3000 for Macintoshのバージョン2.0での強化ポイントの一つに、テスト体験の柔軟性向上により、生徒が必要に応じて製品の視覚・聴覚機能を活用できるようになったことが挙げられる。インタフェースもシンプルになり、新しい学習ガイドツール、再帰的辞書検索、同意語、音節、単語のスペルといった単語サポートへのワンクリックアクセスが可能になった。

　Kurzweil 3000 for MacintoshはClarisWorks、AppleWorks、Microsoft Word、Rich Text Format、Text、PDF、TIFF、BMPといったさまざまなファイルタイプを開き、作業することができる。Kurzweil 3000 for Windowsとファイルを共有することも可能だ。

　Kurzweil 3000 for Macintosh Version 2のScanReadとReadはいずれも今月出荷予定。Kurzweil 3000 5-unit Learning Lab Pack（ScanRead×1、Read×4）が1シート当たり379ドル。シングルユニット版の価格およびボリュームディスカウとも用意されている。12月15日までにKurzweil 3000 for Macintosh Learning Lab Packを購入すると、Read Stationが1本、無料で付属する。Kurzweil 3000 for Macintosh ScanReadを5本購入したユーザーにはScanReadが1本、無料となる。

[ IDG Japan ]

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