> レビュー 2003年10月20日 04:11 PM 更新

最大9時間稼働のモバイル可能な低価格A4ノート――LaVie ME LE500/7D(1/3)

LaVieシリーズの中で、「ニュースタイルモバイル」というカテゴリに位置づけられているLaVie MEシリーズ。2003年冬モデルとして投入された「LaVie ME LE500/7D」では、従来モデルから基本的な仕様に大きな変更はないものの、更なるパワーアップが実現されている。

 LaVieシリーズの中で、「ニュースタイルモバイル」というカテゴリに位置づけられているLaVie MEシリーズ。充実した機能と低価格が魅力のシリーズだが、2003年冬モデルとして投入された「LaVie ME LE500/7D」(以下、LE500/7D)では、従来モデルから基本的な仕様に大きな変更はないものの、更なるパワーアップが実現されている。


2003年冬モデルとして投入された「LaVie ME LE500/7D」では、従来モデルから基本的な仕様に大きな変更はないものの、更なるパワーアップが実現されている

 パワーアップポイントの中でも特に特徴的なのは、実売価格20万円を切る製品であるにもかかわらず、標準でDVD-RAM/R/RW対応のDVDマルチドライブを搭載しているという点だろう。前モデルでは、DVDマルチドライブは上位機種(LE500/6D)のみでの採用となっていたが、新モデルではシリーズ1モデルのみとなり、DVDマルチドライブが標準採用されることになった。


右側に配置されているDVDマルチドライブ。このほかにPCカードスロット(TypeII×2)も右側にある

 DVDメディアの書き込み速度は、DVD-RAMが2倍速、DVD-Rが2倍速、DVD-RWが1倍速となっており、速度の面で不満はない。また、データの保存用途はもちろんのこと、標準で用意されているIEEE1394端子経由でDVビデオカメラで撮影した映像を取り込み、付属のDVDオーサリングソフト「Ulead DVD MovieWriter for NEC Ver.2」を利用してDVDビデオを制作する、といったことも簡単にこなすことが可能だ。


IEEE1394端子は左側面に配置されている

 基本性能のパワーアップももちろん実現されている。ベースとなるシステムは従来モデル同様、CPUとしてAMDのモバイルAthlonXP-Mを、チップセットとしてATI TechnologiesのRADEON IGP 320Mを採用しているが、CPUがモバイルAthlon XP-M 1400+からモバイルAthlon XP-M 1700+(実クロック1.47GHz)に強化されており、処理能力が向上している。

[平澤寿康, ITmedia ]

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