> レビュー 2003年10月23日 02:01 PM 更新

ワイド液晶&TVチューナー搭載のお買い得なオールインワン――ソーテック Afina AQ 7200AR(1/3)

ソーテックの「Afina AQ」は15.4インチワイド液晶を搭載したオールインワンノートPCだ。ワイド液晶やTVチューナを搭載しながらも、下位モデルの「7200AC」は15万9800円から、上位モデルの「7200AR」でも17万9800円からとお買い得な価格になっている。

 ソーテックの「Afina AQ」はワイド液晶を使用したオールインワンタイプのノートPCである。

 Afina AQには「7200AC」と「7200AR」の2機種がある。両者の違いは、7200ACはHDDが40Gバイトとやや少なく、CD-R/RWとDVD-ROMに対応したコンボドライブを採用しているのに対し、7200ARは60GバイトのHDDとDVD-R/RW/RAMおよびCD-R/RWに対応した、いわゆるDVDマルチドライブを採用しているところにある。


15.4インチのワイド液晶を搭載したAfina AQ

コストパフォーマンスを重視したワイド液晶ノート

 最近発売されたオールインワンタイプのノートPCで、1024×768ピクセルや800×600ピクセルのようないわゆる4:3の縦横比の液晶から、横方向に伸ばしたワイドタイプの液晶を使うものが次第に見受けられるようになってきた。

 すでにデスクトップではこうしたワイド液晶を使用するマシンが一つのジャンルを形成するほどになっている。比較的高めの価格帯のノートPCでもワイド液晶を採用するケースが見られるようになったのは、デスクトップである程度成功したように、付加価値を付けて既存のノートPCからの差別化を図りたいためだろう。

 デスクトップに近い形で使用するノートPCであれば、DVDドライブやTVチューナなどとワイド液晶を組み合わせることで、DVD-VideoやTV視聴用のワンランク上のマシンとして位置付けることができるわけだ。

 ところが、そのような分野に向けて投入されるAfina AQは、15.4インチで1280×800ピクセルのワイド液晶を搭載しながらも、下位モデルのACで15万9800円から、上位モデルのARで17万9800円から(いずれも直販価格)と、かなり安い価格になっている。

 もちろん、それには安いなりの理由というか努力があるわけだが、それにしても他社製品に比べ安めの価格でワイド液晶のノートPCを購入できることは、大きな特徴の一つであろう。


インタフェース類はあまり多くないので、側面から見るとすっきりしている

 前述したように、上位モデルの7200ARはHDDが60Gバイトである。下位モデルのACはHDDが40Gバイトとなり、DVDマルチドライブではなくDVDコンボドライブを搭載している。差額は2万円なので、選択に悩むところだ。ちなみにHDDは、BTOで容量を変更することはできない。機種を決めるとHDD容量も自動的に決まってしまうことに注意したい。

 メモリは標準で256Mバイトをオンボードで搭載している。オプションで128〜512MバイトのSO-DIMM(PC2100 DDR-SDRAM)を追加し、最大で768Mバイトまで拡張することができる。


本体左側:左からTVチューナ用のアンテナ端子、モデムとEthernet、マイク、ヘッドフォン、CardBus対応PCカードスロット(Type II×1)


本来背面:左からパラレル、VGA、S-Video、IEEE 1394、USB 2.0×3


AQ7200ARは、記録型DVDへの書き込みができるDVDマルチドライブを搭載している


HDDは比較的簡単に取り外し可能。保証外になるが、自分で取り替えることも簡単だろう


メモリはオンボードに256Mバイトを搭載している。空いているメモリスロットに512MバイトのSO-DIMMを挿せば、768Mバイトまで増設できる

[河野寿, ITmedia ]

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