> 特集 2003年12月18日 08:39 PM 更新

ブロードバンドコンテンツ、画像ファイルなど、あらゆる用途にMOドライブを活用(1/4)

バッファローの「MO-I1300FB」「MO-D640U2」「MO-PL640U2」は、著作権保護機能「メディアID」を搭載したMOドライブだ。デジカメ画像などさまざまなデータを保存できるのはもちろん、ネット配信されるコンテンツデータを有効活用することも可能となる。

ある日の編集部にて。

編集見習いM:先輩。最近はインターネットから映画や音楽をダウンロード購入できるじゃないですか。でも、あれってダウンロードしたPCでしか視聴できないし、意外と不便な面もありますよね。

先輩編集B:そうだなー。とはいえ、不正コピーなどの問題を考えるとプロテクトは仕方のないことだし……。「メディアID」に対応したMOなら、著作権を守りながらデータを複数のPCで利用することもできるんだがな……。

編集見習いM:えっ、本当ですか?

先輩編集B:ああ。それにMOは大容量データのバックアップにも活用できる。高速だし、何といっても書き換え自由というのが便利だ。CD-Rよりも使い勝手がいい場面は沢山あると思うぞ。


ネット配信と著作権保護の回答のひとつ「メディアID」

 ADSLやCATVなどのブロードバンドが普及するに従い、音楽や映像をインターネット配信するサイトが増えてきた。こういったサイトでは、料金を支払うことにより音楽や映像などのコンテンツデータをダウンロードできるようになっている。ダウンロードしたデータは、PCで何度でも自由に再生して楽しめるわけだが…、ひとつだけ問題が残ってしまう。それは「コンテンツデータを他のPCにコピーできない」という問題だ。

 というのも、ダウンロードしたデータには著作権を守るためのプロテクトが含まれており、ダウンロードしたPCでしか再生が行えない仕組みになっているからだ。


一般的な配信サイトにおけるプロテクト。ダウンロードしたPCに暗号化された許諾情報が記録され、それがなければ再生できない仕組みになっている。このため、他のPCにデータをコピーしても再生は行えない

 1台のPCだけを使用している場合は、このようなプロテクトがあっても何の問題もないが、複数のPCを所有しているユーザーにとってプロテクトは大きな障害となる。自宅と会社の両方のPCでコンテンツを楽しみたい場合、またはPCに不具合が生じてしまいハードディスクをフォーマットする場合にもプロテクトは大きな障害となるだろう。

プロテクトの問題を解決する「メディアID」

 そこで、これらの問題点を解決する手段として登場したのが「メディアID」という技術だ。「メディアID」とは、従来PCのハードディスクに記録していた許諾情報を、MOメディアに持たせることができる技術である。つまり、コンテンツデータと許諾情報がセットになって1枚のメディアに保存されるわけだ。これならば、どんなPCでもデータを再生可能となるし、著作権も保護される。


「メディアID」対応のMOにコンテンツデータを保存した場合。「メディアID」対応のMOドライブが備えられていれば、どんなパソコンでも再生できる

 なお「メディアID」を利用するには、「メディアID」に対応したMOドライブとMOメディアが必要だ。対応製品には「メディアID」のロゴマークが付されているので、よく確認してから購入するようにしよう。


「メディアID」のロゴマーク。対応製品にはこのマークが記されている


この記事の目次
著作権保護「メディアID」に対応したMOドライブ
MOドライブでの「メディアID」利用方法
内蔵・外付け・バスパワー、TPOで使い分けよう
MOの保存用メディアとしての魅力も忘れずに

[相澤裕介, ITmedia ]

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