ニュース 2002年12月5日 06:43 PM 更新

Mフレッツ、本サービスを1月開始――USBキーは購入に

NTT東日本は12月5日、公衆無線LANサービス「Mフレッツ」の本サービスを来年1月1日より開始すると発表した。試験サービスから、若干の変更も見られる

 NTT東日本は12月5日、公衆無線LANサービス「Mフレッツ」の本サービスを来年1月1日より開始すると発表した。今年6月から、3000人規模の募集を行って試験サービスを展開していたが(記事参照)、提供状況が良好と見て商用サービス開始に踏み切った。

 Mフレッツは、店舗などに設置された無線LANアクセスポイントから、地域IP網経由でISPに接続できるサービス(下図参照)。


 試験サービスでは、月額200円でアクセスポイントを利用できる「Mフレッツメイト」と、月額700円でアクセスポイントを開設できる「Mフレッツホスト」の2コースが用意されていた。本サービスでも、コースメニューおよび価格に変化はない。

 試験サービスのユーザーは、継続手続きの必要なく本サービスを利用可能。Mフレッツホストの申し込みは引き続きフレッツ公式ホームページ上で受け付けており、Mフレッツメイトの新規申し込みは、1月6日から同ホームページ上で受け付ける。

 サービス提供エリアは、Mフレッツホストが東京(町田市および稲城市の一部エリア除く)と北海道。Mフレッツメイトが東京、神奈川、千葉、埼玉、北海道となっている。なお、「試験サービス時のMフレッツホストのユーザー数は、50−60」(NTT東広報)。

USBキーは購入に

 本サービス移行に伴い、いくつか変更された点もある。

 Mフレッツでは、認証方式に802.1x EAP-TLSを採用している(技術解説参照)。これは、認証時に電子証明書を用いて、高いセキュリティを実現する方式。電子証明書は、USBキーやICカードなどなんらかのハードウェアデバイスに組み込むことになる。

 同社は試験サービス時に、Mフレッツメイトを対象にUSBキーを貸与していた。しかし本サービスでは、このデバイスをユーザーが別途購入するかたちへと変更された。デバイスは各メーカーの製品が利用可能で、対応状況はフレッツ公式ページで公開される予定。NTT東日本ブランドの製品もリリースされるが、価格などは検討中としている。

 また、Mフレッツホストに関しても若干の変更がある。同サービスを利用する際は、誰でも利用できる「オープン型」か、特定のユーザーにアクセスを限定する「グループ利用型」かを前もって申請する必要があった。両タイプを変更する場合も、別途申請手続きが必要だった。しかし、本サービスではこれをユーザー側の設定で自由に切り替え可能になっている。

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[杉浦正武, ITmedia]

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