リビング+:ニュース 2003/08/19 21:45:00 更新


宿泊施設に人気の「FREESPOT」、2カ月で登録店舗が倍増

メルコが主宰するFREESPOT協議会は8月19日、公衆無線LANサービス「FREESPOT」の登録店舗が1000件を突破したことを明らかにした。6月の「オーナ募集キャンペーン」では、目標を大きく上回る約500店舗が応募。うち半数がホテルや旅館などの宿泊施設だった

 メルコが主宰するFREESPOT協議会は8月19日、公衆無線LANサービス「FREESPOT」の登録店舗が1000件を突破したことを明らかにした。6月に実施した「オーナ募集キャンペーン」では、当初目標の100店舗を大きく上回る約500店舗が新規申し込み。登録店舗数は、この2カ月間で一気に2倍となった。

 FREESPOTは、昨年7月にメルコが発売した「FREESPOT導入キット」を利用した公衆無線LANサービス。導入キットにはIEEE 802.11bの無線LANアクセスポイントのほか、ポスターや“のぼり”などの運営支援グッズなどが含まれ、キットを購入した店舗が主体となってスポットを運営する。一部のまんが喫茶などを除き、ほとんどのスポットは無料で無線LANを提供しているという。

 6月のキャンペーンでは、開設キットを無償配布するという方法が功を奏し、約400店舗が新規に申し込みを行った。同社が営業をかけた“まんが喫茶チェーン”などを含め、計500店舗が新たに登録されている。公式ホームページで紹介されているのは781店舗だが、こちらも今週中にはすべて掲載される予定だ。

ホテルや旅館が半数

 特徴的なのは、キャンペーンに応募した店舗のうち、半数近くがホテルや旅館、ペンションといった宿泊施設であったこと。NTTコミュニケーションズやソフトバンクBBが展開しているホットスポットとは少し違う。次いで飲食関係が22〜23%、マンガ喫茶やインターネットカフェの15%と続く。残りはコンピニやガソリンスタンド、商店会などだ。

 「ホテルや旅館などは、宿泊客を中心にサービスを提供しているが、無線LANサービスに対する意識は飲食店よりも高い」(メルコの担当者)。

 また、FREESPOTには協賛プロバイダがあり、加入時に特典も用意されているが、多くの店舗は既にブロードバンドサービスを利用していたという。「新規加入店舗のうち、95%がADSLなどのブロードバンドサービスを導入済みだった。各店舗が、ニーズを認識した上で(FREESPOTを)申し込んでいることが分かる」。

 ただ、前述のように宿泊施設の場合は利用者が宿泊客に偏りがち。より日常的に使えるスポットを提供するため、今後は喫茶店など飲食店への展開にも注力していく構えだ。また、現在はIEEE 802.11bの無線アクセスポイントを利用しているが、「今秋を目標」として、最大54MbpsのIEEE 802.11gモデルをラインアップに加えるという。

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関連リンク
▼ニュースリリース
▼FREESPOT協議会

[芹澤隆徳,ITmedia]



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