リビング+:ニュース 2003/09/09 20:33:00 更新


自治体ネットワークは“18GHz無線”におまかせ? 〜NEC

NECは9月9日から、18GHz帯を利用した高速無線アクセスシステムの販売を開始した。最大伝送速度は、156Mbps。

 NECは9月9日から、18GHz帯を利用した高速無線アクセスシステムの販売を開始した。最大伝送速度は、156Mbps。地域公共ネットワークの整備に貢献できるという。

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左はアンテナと屋外装置、右は屋内装置

 18GHz帯は、今年7月に総務省が公共業務用途に開放した帯域。山間地域や離島、河川を横断するネットワークなどでの利用を想定している。

 今回NECが開発したシステムは、最大伝送速度156Mbps、伝送距離は約3〜10キロを実現する。大規模な鉄塔が不要で、比較的短期間、経済的にネットワークを構築できるのがポイント。「(地形などの影響から)迂回することで回線距離が増大する光ファイバー敷設に比べ、1/2〜1/3程度のコストでネットワークを構築できる」(同社)。

 もともと公共業務用の帯域を利用するため、電波が干渉する心配がない。総務省が電子政府向け暗号方式として推奨する「CIPHERUNICORN(サイファーユニコーン)方式」を実現した、同社のレイヤ2スイッチを併用すれば、通信のセキュリティも確保できるという。

 電源として、商用電源のほかにソーラー発電を利用、節電することも可能。地方自治体のエコロジーへの取り組みに貢献できる、とうたっている。

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▼NECのニュースリリース

[杉浦正武,ITmedia]



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