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家庭用ロボット「wakamaru」100台限定販売、157万5000円

» 2005年08月29日 15時37分 公開
[ITmedia]

 三菱重工業は8月29日、家庭用ロボット「wakamaru」を100台限定で販売すると発表した。9月16日から東京23区居住者を対象に予約受付を開始し、定数を超えた場合は抽選とする。価格は157万5000円。

photo 三菱重工業が開発したロボット「wakamaru」

 今回の限定販売は、将来の本格販売を睨み、人型ロボットの家庭への円滑な導入を検証するもの。同社本社ビル(品川)2階のショールーム「エムズスクエア」など都内3カ所の商談会場で予約を受け付ける。販売期間は10月31日までの46日間。申し込み多数の場合には抽選となる。納品は12月上旬から順次開始する予定だ。

 また予約申込期間中は、専用Webサイトやフリーダイヤルで“体験”予約が可能。ロボットのデモを優先的に実体験できるという。このほか、「イルムス池袋」「シブヤ西武」ではwakamaruの実物を展示する予定だ(動作デモは行わない)。

 wakamaruは、エージェント機能を持つ家庭用コミュニケーションロボット。各種センサーと10人まで記憶可能な顔認識機能を搭載し、宅内を自律走行しながら人に近づいて話しかける。外形寸法は、ほぼ幼児なみ(高さ1メートル)。

 この販売に先立ち、同社は伊藤忠商事、オムロンフィールドエンジニアリング、住友商事、西華産業、ベルシステム24、三菱商事の6社と販売支援・運営管理に関する共同運営体設立契約を締結している(関連記事)。これに基づき、伊藤忠商事、住友商事、三菱商事の3社が販売支援を担当。西華産業がアプリケーションの整備、ベルシステム24が販売コールセンターの運営管理、オムロンフィールドエンジニアリングが設置や保守などのフィールドサービスをそれぞれ担当する予定だ。

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