Trolltech、携帯向けアプリ開発の幅を拡げる「Qt」フレームワークの新バージョン

» 2008年05月08日 23時40分 公開
[ITmedia]

 ノルウェーのTrolltechは5月6日、携帯機器向けに高度なアプリケーション開発の幅を拡げる“Qt”フレームワークの新バージョン「Qt 4.4」の提供を開始した。

 Qtはデスクトップ機器と携帯機器の両方に、同一アプリケーションやサービスを提供できる共通フレームワーク機能を装備している。新バージョンでは、AppleのSafariブラウザやiPhone、Nokiaのスマートフォンに内蔵されるオープンソースのブラウザエンジン「WebKit」を統合。これにより、多彩なユーザーインタフェースの制作が可能になるという。

 既存の組み込みLinuxのサポートに加え、QtはWindows CEをサポート。またマルチメディア・フレームワークPhononをサポートすることで、C++アプリケーションでマルチメディア再生を容易にし、高度なマルチメディアコンテンツを搭載することが可能だ。

 Qt 4.4は、Trolltechの標準デュアルライセンスモデルで提供される。オープンソースアプリケーションの開発者向けにはGPLライセンスで、また商用開発向けには商用ライセンスQtで提供する。

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