Samsung電子のタッチパネル携帯「OMNIA」、ソフトバンクモバイルから年内発売かワイヤレスジャパン2008(1/2 ページ)

» 2008年07月23日 01時41分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
photo ワイヤレスジャパン2008 Samsung電子ブース

 ワイヤレスジャパン2008のSamsung電子ブースは、ソフトバンクモバイル向け端末「PHOTOS 920SC」などの既存国内向け機種に加え、アルマーニBang&Olufsen(Serenata)、アディダスとのブランドコラボ端末、そして「OMNIA」「F480 TOUCHWiz」などのグローバルタッチパネル端末を展示する。

 中でもiPhone 3Gの対抗機種と目されるOMNIA(SGH-i900)は日本初のお披露目。実際の操作も行えるデモ端末が複数用意され、iPhone 3Gと見比べる人やサイズや操作感をじっくり確かめる人などでブースはかなりの人だかりとなっていた。

 OMNIAは3.2インチの加圧式タッチパネル(240×400ピクセル)を採用するオールインワンスマートフォン。直感的に指で操作できるTouchWiz UIとウィジェット機能、OSにWindows Mobile 6.1 professional、500万画素カメラ、GPS、傾きセンサー、8Gないし16Gバイト内蔵メモリ+外部メモリスロット(microSDHC)、DivXなどの再生も標準で行える動画再生機能、A2DP対応Bluetooth、カテゴリー8(下り最大7.2Mbps)対応HSDPAといった機能を特徴とする。

photophoto 厚さ12.5ミリのボディと3.2インチタッチパネルを備える「OMNIA」。加速度センサーにより画面の向きも自動的に変わる
photophoto iPhone 3Gとサイズを比較。62.1(幅)×115.5(高さ)×12.3(厚さ)ミリのiPhone 3Gに対し、OMNIA(写真は展示台に乗っているので少し浮いている)は56.9×112×12.5ミリ。3.5インチと画面が大きいiPhone 3Gは少し幅が広い
photophoto カメラは500万画素。顔認識AFや笑顔認識シャッターなども備えるハイエンドな仕様。にもかかわらずカメラは出っ張らない。また、裏面はヘアライン加工を施した金属パネル仕様となっており、高級感を演出する

 Samsung電子は今回のワイヤレスジャパン2008に大型ブースで出展(大型の30コマブース)。「OMNIAをはじめ、グローバル市場とともに日本市場も積極的に積極的に展開していく気持ちの表れ」(説明員)とし、OMNIAに日本語ローカライズや日本語入力環境を備え、年内発売を目指すとした。なお、ワンセグやおサイフケータイといった日本市場向け独自機能の搭載も視野に入れ、日本市場向けタッチパネル端末はOMNIAの名を冠するかという観点の議論やマーケティング調査も鋭意進行中だという。

 OMNIAはOSにWindows Mobileを採用するスマートフォンとして展開する。ソフトバンクモバイルから登場するとなると従来端末の例から「Xシリーズ」として展開するのが妥当と思われるが、Windows Mobile以外のOSを用いるなどの展開とともに一般ハイエンドモデルの「9xxシリーズ」で展開したい意向もあるという。OMNIAの名を冠するか否かという議論はここに通じているようだ。なお、TouchWiz UIは「F480 TouchWiz」などWindows Mobile以外のOSを採用する機種にも搭載できる。

※2008年7月1日から、Xシリーズの割賦販売が実店舗で再開されておりました(直販サイト ソフトバンクオンラインショップでは実施なし)。一部内容を修正します。ご指摘いただいた読者の方、誠にありがとうございます

photophoto ウィジェットで直感的に機能を起動できるデスクトップ画面とともに、国内の携帯ユーザーにもなじみのあるタイル型メニューも用意する
photophoto 英語文字入力はタッチQWERTYキーボードが表れる。日本語化にあたってはテンキー型など、日本語を入力しやすくするための入力UIを備える予定だという
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