シンプルなデザインが強い印象を与える「WILLCOM 9」(WS018KE)。W-SIM対応端末としては、「キッズケータイ papipo!」以来となる折りたたみボディを採用し、ケータイと比べて一回り小さいコンパクトさを実現した。そんなWILLCOM 9の操作性に関わる部分をチェックした。
WILLCOM 9のダイヤルキー/十字キー/決定キーは本体のデザインに合わせたスクエアなデザインとなっている。本体サイズはかなり小さいが、各種キーは本体の幅をギリギリまで使ってそのサイズを最大限確保している。そのため、本体の小ささに比べて、キーが押しにくいといった印象はない。
本体の横幅をめいっぱい使い、スクエアなデザインを採用してサイズを確保したキーは、“押した感”がしっかりと感じられるものだ。ほかの端末に比べても遜色ない押しやすさを実現したと言えよう。
ただし、ダイヤルキーは凹凸がないフラットな形状となっているため、指先のみでどのキーなのかを判断するのが難しい。オレンジ色のキーバックライトは若干暗く、あまりきれいに光らないのも残念な部分だ。
WILLCOM 9のディスプレイは、前モデルの9(nine)/9(nine)+から大きな変更はなく、2インチのQVGA(240×320ピクセル)表示対応のTF液晶を採用している。ワンセグ機能や動画再生/撮影機能などがないため、このサイズでもさほど困ることはないだろう。
メニュー画面やメール、Webブラウザの文字サイズは、初期設定状態で「中」に設定されており、必要に応じて文字サイズを変更できる。
WILLCOM 9の左右側面には、一切のキーやスロット、端子類がない。そのため、閉じてしまえば誤動作する可能性はなくなるが、ちょっとした操作でも必ず端末を開く必要がある。
また、ディスプレイ側ボディの先端にW-SIMスロット、ダイヤルキー側ボディの底面に外部接続端子と平形ヘッドフォン端子がある。なおWILLCOM 9は外部メモリに対応しておらず、データ保存領域は内蔵メモリ(データ16Mバイト/メール4Mバイト)のみとなる。
W-SIM対応端末の多くは、W-SIMを差し替えた際にW-SIMとW-SIMジャケットをひも付けるオンラインサインアップが必要。その点はWILLCOM 9も同様だ。ただし、音声通話とライトメールの送受信は、オンラインサインアップなしでも利用できる。
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