転送速度は“1000Mバイト/秒”――PCI Express接続のSSDがついにデビュー!古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2009年06月01日 11時50分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「PCケースのトレンドを変えるかも」――G-Monster PROMISE PCIeが注目を集める

G-Monster PROMISE PCIeの入荷を知らせるTSUKUMO eX.のPOP

 5月29日、PCI Express x8接続のSSD「G-Monster PROMISE PCIe」が複数のショップに入荷した。ラインアップは1Tバイト/512Gバイト/256Gバイト/128Gバイトモデルの4種類で、価格は順に45万円前後、30万円前後、20万円前後、16万円前後となる。各ショップの入荷店数は少なめだ。

 G-Monster PROMISE PCIeはPCI EXpress x8接続ながら、ブートドライブとして利用できるSSDだ。モジュール内でRAID 0を構築しており、最大転送速度はリードとライトともに1000Mバイト/秒と圧倒的な速さを誇る。長さ約270ミリの筐体は拡張スロット2段分のスペースを埋め、PC内部側の末端には汎用4ピンタイプの電源コネクタを配置している。

 性能、価格ともに破格の製品のため、基本的に受注販売の形態をとるショップが多く、数個の売約で売り切れになるのが普通となっている。256Gバイトと512Gバイトモデルを入荷して週末までに売り切ったBLESS秋葉原本店は「際だって高速なアイテムなので、高価でも購入される方がいらっしゃいます。さすがに1Tバイトモデルは入荷していませんけどね。状況を見ながらですが、当面は受注スタイルになると思います。再入荷は比較的容易にできそうですが、やはり値段が値段なので、一斉にガバッと仕入れるわけにもいかないんですよ……」と語る。

 そうした事情は多くのショップが共通するところだ。ただし、同時にG-Monster PROMISE PCIeに期待を寄せる声も大きい。TSUKUMO eX.は「久しぶりに尖った製品ですが、こういうものが店頭に並ぶのはやはりうれしいですね。今後PCI Express接続のSSDが普及して安くなれば、PCケースのデザインも変わってくるかもしれません。奥行きが長くなり、下段のHDDベイの前が広々するような。そういう予想ができるのも楽しいです」と話していた。

 なお、OCZからもPCI Express x4接続のSSD「Z-DRIVE」がまもなく登場する予定だ。複数のショップが「順調にいけば6月初旬にくるでしょう」と予想していた。

PhotoFast「G-Monster PROMISE PCIe」(写真=左/中央)。BLESS秋葉原本店のPCI Express SSD価格表(写真=右)

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