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2003年6月2日 09:00 PM 更新
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2段給紙トレイと多彩なプリントモードが魅力のミッドレンジプリンタ
レックスマークインターナショナル Lexmark Z65(2/3)
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インクジェット初の2段給紙トレイを採用
レックスマークインターナショナルの「Lexmark Z65」は、同社のA4サイズプリンタラインアップの上位モデル。丸みを帯びた独特のデザインに、インクジェットプリンタとしては初めて、2段給紙トレイを採用した製品だ。
インクは、ブラックにのみ顔料インクを使用した4色インクタイプで、最大解像度は4800×1200dpiと、他社のハイエンド機と同等レベルの高解像度。カートリッジは、ブラックカートリッジと、イエロー、マゼンタ、シアンを1体化したカラーカートリッジの2カートリッジ方式で、プリンタヘッドはカートリッジと一体型になっており、インクカートリッジを交換するたびに、一緒に新品交換するタイプだ。
インタフェースは、USB 1.1×1とUSB 2.0×1の2ポート。また、上位モデルの「Lexmark Z65n」は、10Base-T/100Base-TXのEthernetポートを標準装備した、インクジェットプリンタとしては珍しいネットワーク対応モデルだ。
本製品の一番の特徴は、2段給紙トレイだ。例えば普通紙と光沢紙、レターヘッドと封筒というように、使用頻度の高い用紙を2種類セットし、パソコン側で給紙口を切り替えて出力できる。ビジネス文書と写真を出力する際や、手紙の本文と封筒の宛て名を出力する時など、プリンタ本体のある場所まで行って用紙を差し替える必要がないのがいい。このペーパーハンドリングの良さは、他社製品にはない魅力だ。
対応紙サイズは、はがきサイズからA4サイズまで。ただし、残念ながらフチなしプリントには非対応である。
丸みを帯びた本体の後方にあるトレイを伸ばすと、手前の給紙トレイが現れる。頻繁に使用する用紙、または紙サイズの小さいものを手前の給紙トレイにセットすると使いやすい
※カメラ位置などの関係で、実際のサイズとは違った見え方になる場合があります
2段給紙トレイを採用しているが、給排紙トレイを広げても意外と設置面積はとらない
※カメラ位置などの関係で、実際のサイズとは違った見え方になる場合があります
インクタンクは、ブラックとカラーインクの2タンク。インク残量は、プリンタドライバ画面に常時表示される
画質とスピードがアンバランス
本製品は、最高解像度4800×1200dpiのフラグシップモデル。スペック的には納得のいくものだが、その実力はどうか、検証していこう。
普通紙へのモノクロテキスト出力は、ブラックに顔料インクを採用しているため、やや文字にがたつきが見られるが、色も濃くて美しい。地図サイトの出力も、グラフィック部分に色むらが見られるが、実用的な画質だ。
[田中裕子, ITmedia
]
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