> ニュース		2003年6月26日　11:25 PM 更新

Mac OS X版Oracle9iが正式リリースへ始動

昨年8月末にデベロッパーリリースとして公開されたMac OS X版Oracle9iの製品版リリースにOracleとAppleが動き始めている。

　Oracle9iのMac OS X対応リリースが計画されているというニュースは、Apple Computerのビジネス市場への進出を加速することになる。

　「Oracle9iデータベースのOS X版Developer's Releaseは、2003年の上半期で5000回以上ダウンロードされた」とOracleは述べている。Mac OS X版Developer's Releaseは、Oracle Technology Networkからダウンロードできる。

　製品版がリリースされれば、顧客はエンタープライズ規模のアプリケーションをOracleのデータベースクラスタリング技術を使って複数のXserveで動かすことが可能となる。

　Oracle Platform Technologies担当副社長のマーク・ミラニ氏は「OracleはAppleと緊密に作業しており、Appleの顧客ベースにエンタープライズ規模の信頼性とスケーラビリティを提供できるように取り組んでいる」と述べた。

　「Oracleのデータベースクラスタリング技術がMac OS X上で動作することにより、エントリーコストが劇的に下がる。そして顧客は成長するにつれてスケールアップしたライセンスに切り替えるというシステムを活用することができる」と同氏。

　Appleのワールドワイド・デベロッパー・リレーション担当副社長のロン・オカモト氏は「Oracle9i Database Developer's Release for OS Xは信じられないくらいの数がダウンロードされた。これは開発者と顧客の両方がエンタープライズ市場におけるMacを熱烈に支持していることを示している」と述べている。

関連記事
「Oracle 9i」がMac OS Xに対応

[Macworld.co.uk staff, IDG Japan]

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.

---