> レビュー 2003年6月30日 08:52 PM 更新

DynaBook P7/X28PME
優れたパフォーマンスを持つオールインワンデスクノートPC(3/3)

製品写真
総合評価8
デザイン6
パフォーマンス9
機能7
拡張性6
付属ソフト6
コストパフォーマンス7
レイティングポリシー

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無線LANやBluetoothを装備し、ワイヤレスネットワークにも対応

 X28PMEのインタフェースは、デスクトップPCに準じたものを搭載している。デスクトップ代わりとして使われる製品と考えると、これは当然だろう。パラレルポートやPCカードスロットType II×2(またはType III×1)を装備する。SDカードスロットを装備しているため、デジタルカメラの画像も手軽にやり取りできる。USB端子は背面のほかに右側面にも1ポートついており、マウスを接続するときは便利で使い勝手はよい。

 ワイヤレスネットワークも充実しており、IEEE802.11bに対応した無線LAN機能のほかにBluetoothも装備する。本体側面にワイヤレスコミュニケーションスイッチを装備しており、無線LANの使用が制限されている場所ではスイッチひとつで無線LANを解除できる。また、内蔵モデムは国外にも対応しており、アメリカ、ヨーロッパをはじめとした世界58地域で使用可能だ。

 ディスプレイは1400×1050ピクセルのSXGA+対応15インチTFTを採用している。クリアパネルを使用したClear SuperView液晶ではないが、表示は鮮やかでコントラストも申し分ない。画面を長時間見続けるようなケースでは、むしろこのようなタイプの方が反射が少なく目が疲れにくい。


本体左側面。ライン入力、マイク出力、ヘッドホン出力といったオーディオ系のポートが並ぶ。無線LANをオン/オフするワイヤレスコミュニケーションスイッチが付いている。スピーカは、オーディオでは定評のあるharman/kardon社製のスピーカーユニットを採用する


本体右側面。右側面のUSBポートはマウス接続時に便利。IEEE1394ポート、PCカードスロット、SDカードスロットを装備する。こちらの面にもスピーカーユニットが装着されている


本体背面。2つのUSB、LAN、モデム、パラレル、ディスプレイ出力、S-Video出力と並ぶ

 従来モデルでは、着脱式のワイヤレスキーボードを持つユニークなモデルも存在していたが、DynaBook P7ではそのようなギミックは用意されておらず、キーボードまわりはオーソドックスだ。

 キーボードは19ミリのキーピッチ、2.7ミリのキーストロークを持ち、キータッチは良好。剛性感も高く、打鍵しているときもキーがたわむことはない。ポインティングデバイスはタッチパッドを採用しており、スクロールボタンによりWebブラウジングも快適だ。また、キーボード上部にワンタッチ操作ボタンが付属しており、メールソフトやWebブラウザをワンタッチで起動できる。

 アプリケーションに関しては、ゲームなどのエンターテイメント系のタイトルはないが、実用的なアプリケーションがひと通りそろっている。実売価格も20万円台半ばと同社の上位モデルである「DynaBook Gシリーズ」よりも割安な設定となっている。デスクトップPCの代わりとして、あまり持ち歩くことがなく、機能よりもパフォーマンスを選択の基準に据えているユーザーにお勧めの1台といえるだろう。

[赤坂賢太郎, ITmedia ]

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