CONTAX Tの系譜に連なる最高級コンパクトデジカメ
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評価のポイント
画質
カメラ性能
デジタル性能
デザイン・インタフェース
機動力
総合評価
良いレンズを搭載し、伝統のある名前で、AFやオートホワイトバランスにやや不満はあるものの、写りもメリハリがあって色濃くてよい。光をうまく使えば鮮やかな写真を撮れる。カメラとしても、銀塩高級カメラくさいところとデジタルならではの工夫がうまく融合している。ただ、10万円以上払う価値があるかというと疑問だ。
銀塩のCONTAX T、特にCONTAX T2が出たときは存在感は断トツで、無理してでも欲しいと思わせるインパクトがあった。CONTAX TVS DIGITALにそれだけのインパクトがあるかというと、残念ながらない。しかし、CONTAX Tを知ってる人には「よくぞここまで同じに作ってくれた」と思わせる完成度はある。よって、コストパフォーマンスも含めて考えると、CONTAX Tに対して何の思い入れもない人には7点、思い入れがある人には9点という総合評価が似合う。で、多くの人は特にそういう思い入れはないだろうと考えて7点とした。個人的には、もっと値段が高くなってもいいから圧倒的な仕上がりを見せてくれた方が、“CONTAX Tらしかった”気がする。
ベンダー製品担当者からの一言
Tシリーズの初代機が誕生したのが1984年。以来、「T2」「TVS」などを発売し、Tシリーズは多くのお客様に愛され続けてまいりました。「TVS DIGITAL」は、シリーズ初となるデジタルカメラであり、カール ツァイスT*レンズの描写力を銀塩カメラよりそのまま継承しています。T*コーティングにより得られる、逆光に強く、ヌケのよいクリアな画像、カール ツァイスレンズの持つ優れた色再現性、豊かな階調表現をデジタルの世界でも存分にお楽しみいただけます。(京セラ 広報部 東京広報)
主要スペック
有効画素数 | 約500万画素 |
レンズ | 35〜105mm相当(35mm換算)、F2.8〜4.8 |
ズーム | 光学3倍ズーム |
最大画像解像度 | 2560×1920ピクセル |
記録メディア | SDメモリーカード/マルチメディアカード |
バッテリ | 専用リチウムイオン充電池 |
サイズ(W×D×H) | 112×33×60mm(突起部を除く) |
重量 | 約210g(本体のみ) |
[荻窪圭, ITmedia ]
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