パワーとスタミナを両立させたオールインワンノート
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Pentium Mプロセッサ搭載でパフォーマンスとスタミナを両立
東芝の「DynaBook V」シリーズは、薄型ボディが特徴の2スピンドルノートPCだ。今年の春、Centrinoテクノロジを搭載した「DynaBook V7」として再びラインナップに加わった。Pentium Mプロセッサにより、高いパフォーマンスと低い消費電力を両立。また、無線LANなどのワイヤレスネットワーク機能も充実している。今回試用したのは上位モデルに当たる「DynaBook V7/516LMDW」(以下、516LMDW)で、Pentium M/1.60GHzを搭載したハイパフォーマンスなマシンだ。
Pentium Mは、「Banias」というコードネームで呼ばれていたプロセッサで、クロック当たりの実行効率が高いのが特徴。516LMDWはPentium Mの中ではもっとも高速な1.60GHzを採用しており、モバイルPentium 4-M/2.40GHz相当のパフォーマンスを発揮する。
A4サイズのオールインワンノートPCの場合、持ち歩いて出先で使用する頻度は少なく、バッテリー駆動時間はあまり重視されない。しかしV7のバッテリーは約6.8時間の駆動を実現しており、セカンドバッテリーを装着すれば最大11時間利用可能(いずれもメーカー公表値)で、オールインワンタイプのノートPCとしては特筆に値する。
チップセットにはインテルの855PMを採用している。メモリは標準512Mバイト、最大で1Gバイトまで増設可能となっていて、512Mバイトのメモリモジュールが内蔵されている。グラフィックスチップにはNVIDIAのGeForce4 420 Goを採用し、ビデオメモリに32Mバイトを搭載している。このチップは3D描画能力が高いだけではなく、画像処理エンジンを内蔵しているのでDVD再生時もストレスなく楽しめる。
ドライブ構成はハードディスクと光学式ドライブを内蔵した、いわゆる2スピンドルタイプ。ハードディスクは60Gバイト、光学式ドライブはDVD-ROMの読み込みとCD-R/RWの書き込み・書き換えが可能なコンボドライブを採用している。また、光学式ドライブは着脱式のスリムセレクトベイに収められており、ウェイトセーバやセカンドバッテリーを装着することができるなど、利用用途に応じて使い分けられる。
本体上面は、クリアコートされたオニキスブルー仕上げとなっている。液晶のカバー部分が膨らんでいるので、少々大きめに見えてしまう。重量は光学式ドライブを内蔵すると3キロを超えてしまうが、家の中で部屋を移動する程度なら問題ないレベルだ。
本体正面。赤外線通信ポートの隣に無線LANのオン/オフを切り替えられるネットワークスイッチがある。15インチの液晶は光沢のないノングレアタイプ。画面を長時間見続けるならこちらの方が見やすい
本体背面。ほとんどのインタフェースは背面に集中している。USBコネクタは本体背面に四つ並んでいる。ビデオ出力はコンポジットタイプを採用
[赤坂賢太郎, ITmedia ]
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